【MIA】マーリンズ戦力分析2023(救援投手編)~カギは絶対的存在となる投手の確立~
どうもマイア・ミッシーです!
今回のnote記事でも前回に続いて、マーリンズの戦力分析について話していきたいと思います!
前回は先発投手編を紹介しましたが、今回は救援投手編です。
「先発投手編見てないよー」という人がいましたら、こちらの方にリンクを貼っていますので、ぜひご覧ください!👇
話を戻しますが、恐らく多くのMLBファンの皆さんは「マーリンズのリリーフって誰がいるの?」と聞かれたら、ぶっちゃけあまり答えることができないと思います。他球団でいうエドウィン・O・ディアス(NYM)やエマニュエル・クラセ(CLE)のような絶対的な存在はいませんが、マーリンズにも中々の実力を持つ投手が数多くいます。
今回の記事では戦力分析はもちろん、マーリンズの中継ぎにはどんな選手がいるのかについても紹介したいと思います。
では、どうぞ!
【マーリンズ救援投手陣 紹介】
【懸案の抑えはどうなる?】
野球というスポーツで投手という役割には、主に先発・中継ぎ・抑えという3つの大まかな役割がありますが、現在のマーリンズにはその抑えというポジションが誰をやるのか、まだ正式に決まっていません。
一応シューマッカー監督が「今年は流動的な起用になるかも」と語っていますが、あまりにも流動的すぎる起用になってくるのは少なくとも不安が出てきますので、何人かはこの役割をある程度固定していきたいところ。
一応抑え候補として名前が上がってる投手は4人いるので紹介します。
※今回紹介する4投手は、全員少なくともセットアッパーとして起用される予定でクローザーの役割を任されそうな投手
1人目 ディラン・フローロ
MLBで主にセットアッパーの役割を担っている投手。一昨年は15セーブ,昨年は10セーブを記録しており、防御率も過去5年間で防御率2点台3回、昨年も防御率3.02と安定感があります。また被本塁打も通算268登板で16本と少なく、コントロールも安定しています。現時点ではクローザー最有力候補。マーリンズ投手陣の中で1番安心感のある投手で、今年もブルペンで重要な存在となりそうです。
2人目 タナー・スコット
昨年は主に抑えを任され、チーム最多の67登坂と奮闘。防御率こそ4.31でしたがキャリアハイの20セーブを記録。100マイルを超える剛速球とスライダーのツーピッチで、昨年の奪三振率は12.93と一流投手の数字。ただ制球難が課題で、昨年は与四球率6.61と荒れに荒れ、シーズン終盤にはクローザーの座をフローロに譲りました。制球難の克服次第では、絶対的存在になることは間違いありません。
3人目 マット・バーンズ
トレードでレッドソックスから移籍した右腕。MLB9年間で通算429登坂を記録し、21年には24セーブを記録しオールスターにも選出されるなど経験豊富。奪三振率の高さも魅力で、17~21年の5年間全てで奪三振率は10を超え、19年は15.4と驚異的な数字。ただ長年の酷使の影響で昨年は奪三振率が9を下回り、途中でクローザーから配置転換されるなど精彩を欠きました。
4人目 A.J.パク
トレードでアスレチックスから移籍した左腕。身長201cmと高身長で、かつては現在共にマーリンズでプレーするルザルドと共にアスレチックスで未来のエース候補と期待も故障の影響で先発では花開かず、昨年中継ぎでブレイクしました。また4セーブも記録するなどクローザーとしても使われました。投球スタイルは速球とスライダーのツーピッチ。三振を多く奪えるのもストロングポイントです。
昨シーズンは前半はスコット、後半はフローロが主に務めたポジション。果たして今シーズンのマーリンズのクローザーはどうなるのか注目です。
【主なミドルリリーバー紹介】
上記の4人と比べると期待度や注目度は決して高くはありませんが、高い実力を誇るミドルリリーバーが3人います。
一昨年にマーリンズ移籍後2年連続で防御率2点台を記録しブレイク、スライダーが武器の左の火消し人オカート。
20年はNPBの楽天でプレーし、MLB復帰後21〜22年と二年連続で防御率2点台を記録した新加入のシャギワ。
昨年32歳でメジャーデビューを果たした超遅咲きの苦労人、速球とチェンジアップが武器の高奪三振率投手ブラゾバン。
【今シーズンのブレイク候補】
また今年のブレイク候補となりそうな選手では、主にアンドリュー・ナーディの名前が挙がります。
ナーディは昨年メジャーデビューを果たした24歳の左腕で、タナー・スコットと非常にタイプが似ている投手。
スライダーが武器で高い奪三振率を誇り、昨年MLBでは奪三振率14.7と一流クラスの数字を残しました。ただ制球面で大きな課題を持ち、与四球数はイニング数とほぼ同じで、13試合で防御率9.82と非常に悪い数字に終わりメジャーの壁に苦しみました。
しかし今年のSpring Trainingでは制球面も安定しており、開幕メジャー入りはほぼ確実。今季ブレイクが期待されます。
さらに今年昇格予定の救援プロスペクトでは、オフに40人枠入りを果たしたシンプソン,ビヤロボス,ソリアーノ,レイノルズ。今年のWBCではプエルトリコ代表でプレーしたマルドナード。そして現在は病気治療のため離脱中のルール5ドラフト指名選手エンライトといった投手がいます。
あと元トッププロスペクトで2年間全休中のシクスト・サンチェスも、今年は中継ぎで復帰するのではないかという話が出てきています。
【終わりに】
将来性豊かな若手が多くこれからが楽しみな先発投手と比べてみると、こちら救援投手は実績を残したベテランが多い布陣。しかし今年は昨年マイナーで活躍した若手投手が多く昇格する予定なので、シーズン終盤には布陣が大きく変わりそうな予感がします。
下馬評の低いマーリンズが今年ポストシーズンに進出するためには、救援陣の活躍も間違いなく必須になってくるので、ぜひ彼らの活躍に期待したいですね。
LET'S GO!! Fish!!