『One Hundred』
100日目の夜の月は
綺麗に切られた皿の上の梨のような形をしていた
望まない孤独と望む一人の時間の狭間
右往左往しながら さらさらと落ちていった砂時計
ゆっくり廻る回転木馬とオルゴール
珈琲は苦くても良いよという
君を振り返って苦笑い
目尻を細める仕草が好ましく映る
水仙の甘い匂い 春を告げて風に乗り
100年はあっという間の一世紀と嘯かす
追い出せない理由は百も承知の
まだ私の世界にあるものたち
つけた足跡 過ごした時間
共有したもの しなかったもの
誰かと 自分と
あの子と きみと
24時間86400秒を積み重ね
笑う笑顔に救われた
『One Hundred』
“100 Days of Poetry” Day 100
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えっ、、、、神様ですか?