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何をやっても続かないわたしは、マルチ・ポテンシャライト

こんにちは!
フリーランスを目指す大学3年生のみあです。

みなさんはTEDを知っていますか?

今日は、TED「天職が見つからない人がいるのはどうしてでしょう?」という動画についてのnoteです。

約12分で、日本語訳も付いているため、よかったら先に視聴してみてください。

動画を視聴していなくても、理解できる内容のnoteになっています :)


はじめに


さっそくですが、

「大人になったら何になりたい?」

と聞かれたことはありますか?

わたしは、あります。
昔、ケーキ屋や花屋、ファッションデザイナーになりたいと言っていました。

今はケーキ屋でアルバイトしているため、一応叶っているのかもしれません笑


今、皆さんはこの問いに対する答えを持っていますか?
もしくは、その答えを叶えていますか?

わたしは先日21歳になりましたが、未だその答えを持っていません。

その理由は、何にも興味がないわけではなく、ありすぎるからです。
現在興味を持っていることだけでも、大量にあります。

書くこと、動画編集、画像編集、読書、ジャーナリング、手帳、シール、国際文通、英語、韓国語、ドイツ語、ITパスポート、宅建、音声配信、プログラミング、SNS運用、マインドフルネス、漫画、アニメ、声優、VTuber、マーケティング etc.

書き出したら切りがありません。
これらは、「現在」興味を持っていることであって、「これまで」興味を持ってきたものではありません。

こんなに色んなものに興味を持って挑戦していれば、「何になりたいか」の答えが見つからないのも必然に思われてしまうでしょう。


これは今に始まったことではなく、子どもの頃からずっとそうでした。

ある分野に興味を持っては飛び込み、夢中になって、ある程度まではうまくなるけど、途中で飽きてしまう。

また全く違う分野に興味を持って飛び込んでは、結局やめてしまう。

そしていつの間にか、わたしは「好奇心旺盛で飽き性」だと思い込んでいました。


マルチ・ポテンシャライト

好奇心旺盛は「強み」、飽き性は「弱み」

好奇心旺盛は「強み」とされるのに、飽き性は「弱み」にされてしまう。

これが自分の個性だと分かっていながら、いつも自分で自分を傷つけている感覚があり、苦しんでいました。

この動画のスピーカーは、まさしくわたしのような人でした。

そして、わたしのような人たちを、

「多くに興味を持ち創造を追求する人」という意味を持つ、「マルチ・ポテンシャライト」である

と教えてくれました!

専門性を生かして、一つのことを極める人がかっこいいと思うこともありました。

そんな中で、
「孤独で生きる目的がない」
「自分はどこかおかしいんじゃないか」
と感じることもありました… :(

こんなわたしに
向いてる仕事なんてない
まともなキャリアに結び付けられない
不安になることもありました。

そんなわたしに光を見せてくれたのが、この動画でした。

その理由は、「3つのスーパーパワー」と「アドバイス」があったからです。



3つのスーパーパワー


1つ目:アイデアを統合すること

2つ以上の分野を組み合わせ、それらが交わる所で、新しい何かを創造することだそうです。

革新はそんな交差点で起こり、そこから新しいアイデアが生まれる。

わたしは、2つ以上の物事の共通点を見つけることが好きで、得意だと感じています。

メタ認知能力が高い人の特徴である、「アイデアマン」との相性がよさそうだと思いました。

「自己認知・メタ認知」についても最近学び、とても興味深かったため、また詳しくnoteを書く予定です。


2つ目:迅速な学習力

マルチ・ポテンシャライトは、何かに興味を持つとのめり込み、手当たり次第吸収するという特徴があります。

最近のエピソードで言うと、「にじさんじ」というVTuberにのめり込み、最長1日10時間、1週間の平均が1日6時間だったときもありました。

7/7時点

今年の5月にハマり、今もハマり続けているため、おそらく500時間はYouTubeに溶かしてきていると思います。

勉強とは違いますが、苦痛を感じることなく、情報を吸収し続けられるため、強みだと感じています。

過去を振り返って思うのは、0から何かを学ぶとき、どのように調べ、学んだらいいのかが、感覚的に分かっているということです。

「こうした方が速く学べそうだな」「自分に合ってるやり方はこうだな」と、誰かに頼ることなく、自分で判断ができています。


また、初心者である事にも慣れているだけでなく、多くの技能は違った分野でも応用でき、過去に取得した技能を新しい分野に持ち込むため、一から物事を始める事はほとんどありません

確かに、新しいことに挑戦する心理的ハードルは低いと感じています。

わたしが新しいことに挑戦するとき、失敗するかもしれないというマインドブロックがかかることがあります。

そんなときは、「誰でも最初は初心者」と自分に言い聞かせています。

そうすることで、自分も練習を重ねれば、上手くなるかもしれないと希望を持って始めることができます。


「過去に取得した技能を新しい分野に持ち込む」という点に関しても、初めて挑戦するはずなのに、「なんとなくできる」という感覚が何度もありました。

高校生で初めて小説を書いたとき、書き方を学んだわけじゃないのに、すらすらと書くことができました。

それは、小学生からずっと読書が好きで、小説の展開や話し方などを覚えていたからだと思います。

noteも同じです。記事なんて初めて書いたのに、「読みやすい文章」を自然に追究していました。

何かに興味を持って調べるとき、さまざまな記事を読み、読みやすい文章の共通点を観察していたからだと思います。

わたしの知識は、浅く広く、一見バラバラに散らばった点のようです。

ですが、そのおかげで自由に柔軟に思考が働き、「なんとなくできる」が実現できているのだと考えました。


3つ目:適応力

どんな場面に遭遇しても、それに合わせられるという能力です。

21世紀で成功する上で、最も重要な技能だと評価され、世界の経済が激変する中、容易に方向転換できる個人や組織こそが、成長の真っ只中にある市場のニーズを満たすことができるそうです。

現時点で、この力を発揮できている実感はありませんが、型にはまらず、変化を恐れない働き方をしたいとは思っています。


逆に、「焦点を絞れ」と強いられると、失いかねない技能でもあるそうです。

今の世の中に山ほどある、複雑で多次元的な問題に取り組むには、創造的で型にはまらない人材が必要とも、スピーカーは言っていました。


スペシャリストの最高のペア

専門性を追究する「スペシャリスト」もいて、最高のチームは、スペシャリストとマルチ・ポテンシャライトのペアだそうです!

スペシャリストがアイデアを奥深く追求し、実行段階に移して、マルチ・ポテンシャライトがそのプロジェクトに幅広い知識を持ち込む。

ですが、 マルチ・ポテンシャライトは多くの場合、「スペシャリストになれ」と言われます。

わたしも就活をしていると、会社や業種など、どれか一つを選べと言われている気がしてなりません。
自分の可能性をつぶしているようで、苦しいです。

マルチ・ポテンシャライトとして生きるためにも、幅広い知識を武器にできる働き方を見つける必要があるようです。


スピーカーからのアドバイス

最後に、スピーカーはアドバイスをくれました。


「自分の内なる資質を大切にしてください」

「内に秘めた情熱を大切にし、好奇心を追って いくつもの穴に入り込み、その好奇心の交差点を追求してください。内に秘める情熱を大切にすることが、幸せな本物の人生につながります。もっと大切なのは、マルチ・ポテンシャライトの皆さん、世界が私たちを必要としています」

Emilie Wapnick: Why some of us don't have one true calling | TED Talk

というアドバイスでした!


この動画に出会えたのも、
「海外が好き」という幼少期の自分
「英語を学びたい」と思った小学生の自分
「TED」に出会った高校生の自分のおかげです。

さまざまな好奇心と情熱が、新しい出会いと発見を与えてくれました。

これからは、「好奇心旺盛で飽き性」な自分に負い目を感じることなく、「マルチ・ポテンシャライト」である自分を誇りに思って生きていきます!


さいごに

「マルチ・ポテンシャライト」について、少しでも知っていただけましたか?

おそらく初めて知った方がほとんどだと思います。わたしも20年生きてきて、初めて知った言葉でした。

最初は、「自分の天職って何だろう?」とタイトルに惹かれて見始めただけでした。

それなのに、気づいたら自分の過去を肯定して、未来に希望を持っていました。

久しぶりに、「運命だな」と感じる出会いでした。

自分が「マルチ・ポテンシャライト」だと知ったからといって、何か大きな変化顎とズレるわけではありません。

それでも、「わたしは、わたしのままでいい」と思えただけで、十分だと思いました。

それでは、今回はここらへんで。


↓興味を持っていただけたら、
自己紹介の記事も読んでみてください!


今回も、最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!

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