育休中の挑戦② 人生初の全顔シミ取り
挑戦という程ではないですが、この度顔のシミ取りをしました。
2年前からずっとやってみたかったのですが、妊活→妊娠・出産→授乳で出来なかったので、念願叶って嬉しいです。
簡単に治療記録を残したいと思います。
美容運がなく、品●スキンクリニックで失敗したことも
私には昔から「美容運」というものがない。
3姉妹で妹達は小顔だったり、綺麗で可愛かったりするのに、私はいずれにも当てはまらず
酔った親戚のジジイが「3人の中で●●(私の名前)が一番残念」と話していたのを聞いたことも。
私なりに綺麗になろうと何回か努力はしてきたけど、なぜか評判の良い美容院でも失敗される。最近もあった。
しかもプライベートでも仲良くしていた美容師さんだったのにごまかされた。もう行かない。
生まれつき美のセンスもないし、おまけにズボラ。
学生の頃は肌は綺麗だったのに、社会人になってストレスのせいか顔にニキビが出来るようになり
普通に潰してしまっていた。日焼け止めもあまり塗ってこなかった。
肌色の中に茶色や赤のドットがある汚い肌。
幸いにも今は肌加工できるアプリがあるので(笑)、写真を撮る時はさほど気にならないものの
現実の鏡にうつる自分を見ては何度も落ち込んだ。
そこでニキビ跡を消そうと品●でフォトフェイシャルをやってもらったものの
大して効果はなく、寧ろニキビ跡が濃くなってしまったように感じた。
とにかく受付のお姉さん達の対応が冷たすぎるし、アフターケアもなく、
待合室も美意識の高いきつめの女性ばかりで、殺伐とした雰囲気で何かすごく怖かった。
それ以来、ああいう類の美容クリニックには行きたくないと思うようになった。
ピコレーザーをやることになった経緯
この後私は、1年以上にわたる不妊治療を経て、無事妊娠をした。
妊娠中はホルモンバランスの乱れなのかニキビが頻繁にできるようになった。妊娠中でも使える薬をもらうために
京都駅の近くにある皮膚科を訪れた。
そこが普通の保険診療だけでなく、美容皮膚科もやっていたのだ。
気になって話を聞いてみたけど、品●とは比べものにならないぐらい丁寧に医学的に?説明してくれた。
医療も出来るので、万が一施術によって肌トラブルが生じても十分に対処してもらえそうだと思った。
(そこのお医者さんが何と不妊治療で通っていた病院の院長ともお友達だった)
妊娠中はフォトフェイシャルは不可とのことだったので、出産後にまた来てくださいと言われた。
時を経て出産し、完ミになった9月頃、再びそのクリニックを訪れた。
最初にカウンセリングをしてもらったところ、私の肌はニキビ跡よりも、シミの方が圧倒的に多いと指摘された。
確かに鏡を見てみると、ニキビ跡の方はもうどこにあるのか分からないレベルになっていたのに対し、
シミは顔中にあり、明らかに肌の見栄えを悪くしていた。
ニキビ跡は何回か照射しないと改善が見られないのに対し、シミは1回の施術でも効果を結構実感できるらしい。
そしてシミには、フォトフェイシャルよりもピコレーザーの方が有効だと勧められた。
ピコレーザーについて▼
ピコレーザーはシミだけでなく、そばかすの除去、ニキビ跡、毛穴の開きや肌のハリ、小じわなどの肌質改善にも効果を発揮するらしい。
私の肌の状態を見てもらい、顔全体には薄いシミやくすみを改善する「ピコトーニング」を
そして1つ1つの目立つシミには「ピコスポット」というスポット照射でシミを除去してもらうことになった。
照射時の痛みが怖いので顔全体に麻酔を塗り、照射後は軽いやけどのような状態になるのでクールビタミントリートメントもお願いすることになった。費用は以下▼
ピコトーニングは本当は毎月でもやりたいぐらいだけど、お財布が厳しいので内服と日焼け対策を頑張ることにした。
紫外線が少なくなる10月後半にやることになった。
美容医療は、育休中にしかやれないと思った。ダウンタイム中外出して人に会わずに済むからだ。
紫外線は大敵だし、ダウンタイム中に同僚や知り合いに会うのはちょっと恥ずかしい。私は。
そして子供がいると、お化粧をする時間が惜しい。肌が綺麗になれば化粧にかかる時間が節約できるとも考えた。
品●の件もあるので、今回も失敗したらもう一生美容医療はやらないと心に決めた。
意外と痛くなかった
いよいよ迎えた当日。
輪ゴムをバチンとはじいたような痛みがするとの説明だったので怖かったけど、育児が忙しくて怖がる時間もなかった。
とにかくさっと終わらせて帰りたい気持ちでいっぱいだった。
まず洗顔後、顔中に麻酔を塗られてラップで覆われた。
段々顔が痺れていく感覚がした。もちろんこれは正常な過程。
30分程経ち麻酔が効いてきたら、まずは顔全体のピコトーニングから開始。
サボテンのトゲぐらいの物凄く細い針がチクチクと顔全体に刺さる感じ。全然痛くはない。
「麻酔がよく聞いてますね~」と言われた。
次にピコスポット。これは医師による施術となる。
医師と看護師、2人ががりで除去すべきシミを丁寧に確認し、スポット照射してくれた。全顔取り放題なので当てそびれた箇所もきちんとやってくれた。
施術中看護師さんが「大丈夫ですか?頑張ってくださいね!」と私の肩をさすってくれたので、そんなに痛いのかと怯えて力が入ってしまったけど、途中からあまり痛くないことに気付き少しウトウトしてしまった。麻酔は絶対使うべき。
1時間ぐらいでピコは終了。最後に顔全体をクールダウンさせるビタミンパックで終了だったが
ここで痛恨のミス。トイレに行きそびれた。
ピコの時から尿意があったのに、ピコからパックへの移行が早すぎて完全にタイミングを逃してしまったのだ。
しかも口周りにも照射しているので、そこも冷やすために口にもパックを塗られ、完全に口が塞がれた状態に。
「トイレ行きたい」等と喋ることもできなくなった。
ひんやりとしたパックをしながら暗いお部屋で、ベッドの上で眠る。日々の育児の疲れを癒す最高の時間になるはずが
尿意と格闘する地獄のような30分間となった。
パックが終わり話せる状態になったら、速攻でトイレに行った。
戻ってきて、アフターケアの説明を受けた。
院内で保湿クリームを顔に十分に塗って帰宅。帰宅後シャワーを浴び(入浴は×)、
洗顔後保湿を行う前に患部に医療用保護テープを貼った。
正直、施術後の自分の肌を見た時はぎょっとした。照射した部分のシミが濃く赤くなり
施術前よりも酷い状態になってしまったからだ。
もちろんこれは正常な経過。照射後は直後に白く赤くなり、その後徐々に赤茶色から黒になり、
数週間でかさぶたとなって自然に脱落する。
「よく当たったので、濃いシミから先になくなっていくでしょう。鼻から下はかさぶたにはならず、徐々に薄くなっていく傾向があります」と言われた。
施術よりも辛かったダウンタイム
レーザー照射による傷跡やシミの戻り、色素沈着を極力残さないためには、
日焼けや擦れを防ぐアフターケアがとても重要となる。
やり方は病院によって少し異なるようだけど、私の病院の場合は照射当日の夜から
洗顔後保湿前に医療用保護テープを貼るよう指示された。
保護テープを患部に合わせてハサミで切って貼っていく。地道な作業だ。
保護テープは外部刺激から守り、患部の治りが早くなるらしい。
2週間貼りっぱなしにし、自然にはがれたら貼り替えが必要となる。
無理やり剥がすのは、かさぶたが早期に剥がれることで色素沈着してしまうリスクがあるので厳禁だ。
自然に剥がれたテープに既に、シミの色素が移っていたとしても、むき出しの状態では色素沈着しやすくなるため、必ず貼り替えないといけないそうだ。
基本は紫外線を浴びずに過ごさないといけないが、
どうしても外出が必要な時は必ず顔に日焼け止めを塗らなければならない。
私にとっては、施術そのものよりもこのダウンタイム(保護テープ)の方が辛かった。
分厚いシールが貼ってあるので顔がムズムズしてとにかく不快。洗顔もしづらいし、日焼け止めも塗りにくい。
常に仰向けにしか寝られない。娘に顔をスリスリもできないし、娘の手が当たらないように細心の注意を払わないといけない。
買い物や娘の散歩などでやむを得ず人と会う時は、テープだらけの顔を見られるので恥ずかしい。
そしてとにかく剥がれる。
特に口周りは飲食や歯磨き、会話でよく動かすから何回も剥がれたし、どうしても水が入ってしまう。
かゆくなるし、よく剥がれるから色素沈着しているのが分かった。
口周りには照射しなければ良かった…とめっちゃ後悔。テープも、口を開けた時の状態で貼れば良かった。
テープが濡れると段々スライム状になってベタベタとなり、
眼鏡や洗面所等色んなものがベタベタなってきた。年末の大掃除の際にシール剥がしとかを使ってまとめて綺麗にしよう…
髪の毛もひっついてまとわりつくからウザい。
2週間が経ち、照射直後に比べたらシミの部分は少し薄くなったように感じた。
でもまだバッチリ濃いままの箇所も沢山あり、本当にシミが取れているのか不安になった。
施術前よりも酷くなってしまっていたらどうしよう…と。
効果はいかに?
いよいよクリニックにて照射部位の診察。医療用保護テープを剥がしてもらう時が訪れた。
ピンセットで丁寧に剥がしてもらった。テープには、取れたシミが付いていた。
全て剥がしてもらった後クレンジング・洗顔をし、テープのベタベタを落とし(これが結構大変で時間かかった)
先生に患部を診てもらった。
「だいぶ綺麗に取れましたね!経過は順調ですよ」と言われた。
鏡で見たけど、確かに綺麗になっている。全体的にシミが取れたか薄くなり、色白になった。
でもまだ少し残っている箇所や、うっすら黒みが残っている箇所もある。
「これって普通なんですか?もう少し綺麗になると思ったんですけど…」と率直にぶつけてみた。
「色素沈着や赤みは治るのに最短で1カ月、長くて6カ月程度かかります。テープを貼るのは最初の2週間だけで、それ以降はむき出しでOKですが、外出時の日焼け止め使用と洗顔後の保湿は忘れないでください。これを徹底することで色素沈着をより防ぐことができます」とのことだった。
シミが取り切れていないように見える箇所はシミではなく、炎症性色素沈着という全く別のものらしい。
レーザーを当てたところには、一時的に色戻り(炎症後色素沈着)が出てくる。
これはヤケドや虫刺されの跡が茶色くなるのと同じメカニズムで、3~6ヶ月ほどかけて元の肌色に戻っていく。
辛抱強く待つしかないということだ。
レーザー後は紫外線は大敵なので、秋冬にやる人が多いのは分かる。
日焼け対策等とは別に、メラニン生成を抑制するハイドロキノンクリームを顔に塗布することを勧められたが
刺激の強いクリームらしく、娘の肌についてしまったら大変なので、
照射部位の色素沈着やシミの戻りを予防するための美容内服(6600円/1カ月)を頑張ることにした。
(+残り2回のピコトーニング照射)
妊娠中に処方してもらった、ニキビや美白に効くアゼライン酸クリームも早速使用可能とのことだった。
内服薬の内容は以下▼ それぞれ1日3回服用
帰宅後、旦那が私の肌を見て驚いた。「めっちゃ綺麗になってる!!!6~8歳ぐらい若返って見える!!」と興奮していた。
自分の肌は自分で見られないから分からなかったけど、いつも私の顔を見ている旦那はすぐに変化に気付いたようだ。
鏡で自分の顔を見るのが少し好きになった。
シミや色素沈着が改善するのにはまだまだ時間がかかる。きちんとアフターケアをして、今後の経過を楽しみに過ごしたい。
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