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2024冬・函館:フォト旅行記①―北海道最古の温泉、知内温泉を堪能

 こんばんは。前回投稿した夏の函館旅行に続き(読んでくださった方、ありがとうございます)、今回は冬の函館旅行記を書いていきます。

 旅のきっかけはJR東日本の「地・温泉」で知内温泉を知ったから。以前、豊平峡温泉を訪ねた私たちは「また北海道の温泉行きたいね」とたびたび話してました。知内温泉なら列車で行けるとわかり、すぐに予約。ついでに函館も観光しようという計画になりました。

旅のプロフィール 

  • 車なし

  • 列車旅行

  • 二泊三日

  • 夫婦二人(ともに雪耐性なし)

  • お酒は少しだけ

  • 3月に行きました

東京駅発、木古内へ

 東京から新幹線に乗り、木古内へ。そこから車で知内温泉に移動します。

さらば秋葉原
暖冬だったから、青森に入るまでは雪もあまり見えなかった
雪が積もり始めたあたり

 今年の冬は暖かく、仙台あたりまでは雪も見えず…でしたが、しばらくすると雪国らしい景色に。冬の列車旅行の醍醐味は景色の移り変わりがはっきりしているところ(トンネルを抜けると…)。日常とバツっと切り離された世界に突入する感じ、たまりません。

木古内に到着。みそぎ浜でホットシェフを食べる

 初めて通る青函トンネルに感動したあと、すぐ木古内に到着。このときの車掌さんはすごく丁寧に、青函トンネルについて説明してくれました。トンネルの中にはもう使われていない駅が2つあるらしい。そしてその駅から地上まで階段で繋がっているとか…なんだかロマンを感じます。

駅構内のミニ鉄道博物館兼休憩所

 駅を降りたときには雪も降っておらず、海も近いのでみそぎ浜に行ってみることに。

駅前の通り

 晴れてはいませんが、雪もなく歩きやすい。廃業したように見えるホテルがぽつぽつとありました。昔は賑わっていたのかな?途中セコマに立ち寄り、からあげとポテトを購入。ぱくつきながらみそぎ浜へ。

みそぎ浜。夏にも行きました
海は少し荒れ模様
フレッシュネス並みにおいしいのでは…

 ぶらぶらして油断していたら突如雪が!初めて見る北海道の降雪。「ちらちら」ではなく「わーっ」と降ってきました。勢いが違う。

雪から逃げるように知内温泉へ

 土砂降り(雪バージョン)、という感じ。これ以上散歩はできないので、道の駅で配車してもらったタクシーに乗り込み知内温泉へ向かいます。

知内温泉は木古内駅から少し離れている

 温泉に到着して写真を撮る余裕もなく、雪から逃げるように館内へ。慣れない雪靴をモタモタと脱ぎながら、一安心。

館内の窓から。ずんずん積もる雪

温泉に求めているすべてがある、知内温泉

 夕食まで時間があるので、先に温泉に入ることにしました。内湯の床では湯花が石化して波模様を作っています。迫力ある。
 北海道最古の温泉で、その歴史は1247年から始まるとか。

知内温泉(内湯)

 温泉は内湯が二種類、貸切露天風呂が一種類の全三種類。飲んでみると「これは血?」と思うほどの鉄の味。温度はかなり熱め。
 窓から白い光が柔らかく差し込み、湯気も相まって幻想的な雰囲気…。静まり返った浴場に、湯の落ちる音が心地よく響いていました。温泉に求めているすべてがここにある。

そして本当においしかった夕食

 楽しみにしていた夕食は、盛りだくさんの内容で、とってもおいしかったです。今までの旅館で一番おいしかったかも。写真が無く申し訳ないのですが、覚えている限りではこんな感じでした。

  • お刺身(タコ、マグロなど)

  • 豚肉の鍋物

  • 知内産ニラのおひたし

  • カキフライ

  • 茶碗蒸し

  • 牛ステーキ

  • ごはん(おかわり自由)

  • ティラミス

 おそらくまだ書き漏れがあると思います。お腹がはち切れそうでした。
 特においしかったのが、カキフライとニラのおひたし。大粒で、旨味の詰まった牡蠣がとてもおいしい…饅頭くらいの大きさがあったのではないかと思います。
 ニラは特有の辛味が少なく、歯ごたえは良いのに繊維が口に残ることもなく、みずみずしくおいしかったです。これから家でもニラのおひたしを作るようになったけど、なかなかこの味にはならず。
 お米も大変おいしかったです。水も良いんだろうな。

粉雪舞う中、貸切露天風呂へ

 夕食が済み、胃薬を飲んでから貸切露天風呂へ。

雪の中湯気が立ち込める露天風呂

 夕食後には気温がさらに冷え込みました。風も出てきて、若干吹雪いているなか寒さに震えながら入湯。
 …雪のためか、お湯もぬるめ。15分経ってようやく体が温まり始める感じ。熱めの内湯とは対照的。今まで見たことのない雪の質感をじっくり観察しながら、なんとも良い時間を過ごせました。とっても寒くてもまた入りたい。
 ぽけーっとしてる間に雪が着替えに積もってしまい、冷え冷えとした浴衣を着る羽目になりました…。しかし、気温が低いため着替えが雪で濡れることはなかったのが不幸中の幸い。

風呂上がり、雪の質感を確かめる

 私の知っている雪は「とても細かい氷の粒の集まり」だったんですが、北海道の雪は「発泡スチロールのような、ふわふわとした重さのないもの」でした。まったく別物。これが本当の粉雪なんだ…と感動しました。握っても溶けない。
 ぬるめのお湯ではありましたが、布団に入ってからもぽかぽか体が温かかったです。いい温泉だなあ。

二日目へ続く

 部屋に帰り、夕食で食べきれなかったティラミスをいただき、就寝。次の日はバスといさりび鉄道を乗り継ぎ函館へ向かいます。
 一日目は「思ってたより寒くないね〜」と余裕こいていましたが、二日目にきっちりと洗礼を受けることになります。

翌日、容赦ない吹雪に襲われることになる

二日目はこちら↓


今夏の函館旅行編はこちら。同じ木古内周辺でも、全く景色が違いました。


 普段はXで写真などをポストしています。


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