松本人志問題について――ジャーナリズムの失墜と陰謀論への接近
松本人志の性加害問題については、すでにテレビをはじめとするマスメディアで取り上げられていて、ただの週刊誌のゴシップネタにとどまらない様相を呈している。
週刊文春の記事に対し、当初から松本および吉本興業は事実無根と主張しており、文春vs松本という対立構造が、この問題について繰り広げられるTwitter上の議論の前提をなしている。
ここで松本擁護派の主張を観察していると、いくつかの論点が絞られてくる。
・なぜ8年も前の出来事をいまさら週刊誌で告発するのか
・なぜ被害に遭った当時