哲学的展開: ||弱さに贈る
自立(精神的な意味での自立)は、全ての人が自分を好きになってくれるということはないと知ることからはじまるのだと思う。
全ての人に好かれようとすると、自分を周りに合わせて殺そうとするか、自分を周りに絶対だと思わせるために支配しようとするかの、依存か強迫かのパワーゲームに参加することになる。
全ての人から好かれることはない。ひっくり返すと、全ての人から好かれる必要はないということ。
自分の良さを分かってくれる人は必ずどこかにいるし、その人は必ずどこかで見ていてくれる。自分を否定する必要も必要以上に大きく見せる必要もない。
自分の良さを分かってくれる人なんて、本当にいるのか。そう思うなら、まず、最初の一人は自分が成ってあげてほしい。一番の理解者は結局自分しか成れない。
繰り返しになるけれど、自分の良さを分かってくれる人(少なくとも、自分の良いところを探そうとしてくれる人、見ようとしてくれる人かもしれないが)は必ずどこかにいる。
だから、自分を傷つけることをしないで、まっすぐ、時に立ち止まってもいいから進んでいこうと前を向いてみて欲しい。
丁寧に自分を生きた先に、まだ見ない仲間が待っているかもしれないから。