哲学的展開:||そして形造る
気持ちは蓄積される。
分かりやすく言えば、表情筋のように、心のクセになるということ。思考回路がどこに繋がりやすくなるか、ということ。
感じるという行為、工程は日々、その時その時に繰り返されていくものだから。
笑いジワを刻みたいか、悲し気な目元を構えたいか。それと全く同じこと。
気持ちはどこから想起されるか、思考は、瞬時の感情はどこからラベリングされるか。
ラベルの語彙は普段見聞きする言葉の集合体(無意識)から抽出される。
世界にどんなラベルを貼りたいだろうか。
同じ事象に出くわしても、向き合う人次第で世界の見え方は変わってくる。
貼り分けるラベルの語彙は普段見聞きする言葉が形を変えたものだと言った。見聞きした言葉がグラグラ、闇鍋の中で煮えて出てきたものをお玉で掬い出す、そんな要領だ。
見聞きする言葉の中で、自分にかける言葉だけは、外からの音声と違ってしっかりと選ぶことが可能だ。
想像してほしい。笑いジワを刻みたいか、悲し気な目元を構えたいか。
気持ちの蓄積は、「私」を形造る。何をどう思っていくか、内面がいつのまにか外面を形造る。
前向きな言葉をかけてみてほしい。
前向きな気持ちの材料が今、注がれた。