2024年10月 タイ旅行記③ タオイスト・タイ&チネイザンマッサージとまさかの診断
リトリートのプログラムが始まると時間がなくなってしまうだろうと予想し、オリエンテーション前のフリーな時間を最大限に有効活用すべく、マッサージを2種類予約。
まずは定番っぽく見えた、タオイスト・タイ・マッサージという80分コースを選択。
いわゆるタイ古式マッサージの、アクロバティックな要素を抜いた、もみほぐし系の構成になっていたが、足から順番に身体を上に進む感じや、リズミカルな動きなどは共通。
昨夜は空港行きのバスに乗るため、自宅から最寄の隣駅まで約25分荷物を転がしながら歩いた上に(なぜか電車が面倒だから歩こうという謎な発想になった)、深夜便からの乗り換えで移動に疲れた身体にちょうど良い選択。
Pさんという、穏やかな笑顔の素敵な明るい30歳くらいの女性セラピストさん、テンポに安定感があり、肉厚で温かい手の感触にも癒された。
以前、スクールに通いタイ古式マッサージを習っていたことがあったが、その時に教わった、波のような動きやリズムというものを全身で実感でき、今さら理解できたような気がした。
お値段は日本と同じくらいなのでタイにしては結構高いが、満足度が非常に高く、幸福度も上がったので問題なし。
いったん部屋へ戻り休憩。
少しジャーナリングしたり、水分補給などして過ごす。
もう1つ予約していたのが、チネイザンという腸のマッサージ。
ここの施設発祥の独特な施術とのことで、痛いらしい、と聞いていたため迷ったが、せっかくなどで経験しようと思ってやってみた。
セラピストさんはSさんという、ここの施設で講師もしているというベテランの女性。
まず太ももの状態を触診し、デコルテ周辺などをほぐした後、お腹周りを温めながらゆるめていく。
私は元々腸がむくみ、水分やガスが溜まりやすいのでビフォーアフターが分かりやすいだろうと期待していたら、少し触っただけでお腹の水分が移動し始め、どんどん活性化。
小腸、大腸とグングン押して回してを繰り返すこと50分ほど。覚悟していたより全然痛くもなく、むしろ心地よくて半分ほど寝ていたら終了。
ウエストが一回り細くなった気がする。
驚いたのは、施術後の会話。
コロナに罹ったことがあるか聞かれ、あると言うと、やっぱり、とのこと。
なんと、私はコロナ後遺症だ、ということだった。
確かに感染した時、あお向けで寝ると呼吸が苦しくなるくらいの圧迫感を感じていたし、酸素濃度も入院ギリギリくらいの数値だった。
あまりこの症状は聞かないが、脚(膝)の裏に蕁麻疹がたくさん出たり、髪が大量に抜け落ち、咳もなかなか治らなかった。
一気に体力が落ちて歩くスピードが遅くなり、その頃からやたら疲れやすく常にダルいのが慢性化した気がする。
鉄欠乏性貧血もあったため、そのせいかとも思っていたが、コロナに罹る前はもっと元気だったようにも思える。
コロナ後遺症のため、肺を十分に使えていない上に、頭を使いすぎていて常に酸欠の状態とのこと。そして、それが原因で眠りの質が悪く、肝臓が悪い(お酒は飲みません)ことから、小腸大腸の働きが悪化し、腸の水分やガスが多いということだった。
お腹に触れるだけで色々分かってしまうし、すべて思い当たるので本当に驚いた。
サスペンス系の映画のラストにタネ明かしをされるシーンのようにゾクゾクしながら聞いていた。
後でリトリートの他のメンバーたちに、チネイザンで何を言われたか聞いてみたらそれぞれ違う内容だったので(他にも1人、コロナ後遺症と言われた人はいたが)、適当に言っているわけでないのは確か。
症状の改善には、しっかり呼吸することが一番、とのこと。色々と薬を売り付けられたりしていないし、無料でいつでも出来る方法で良かった。
ヨガを15年ほどやっていて、それなりに呼吸の方法も勉強し、実践しているので少し自分にがっかりしたが、マットの外、特に仕事中は呼吸がまだまだ浅い自覚もあったので、素直に改善していこうと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?