毎日、驚き、発見のメキシコ生活
33年住んでいても、まだまだ知らないことだらけ。
日々の出来事に驚いたり、発見したり。
だから楽しい、面白いメキシコ生活。
メキシコの広さ、約日本の国土の5倍。
地理的には北米大陸に位置するが、言語、文化的には「中米」の1国と理解される場合が多い。
(サッカーワールドカップではメキシコは北米枠で戦ってますよ。)
メキシコ人と言っても、彼らの苗字は多様。
スペインの苗字、多いけれど、時々読めないものも。
どこか外国の移民の子孫のものだろうと察することができる。
先住民族、移民社会、格差社会、多言語社会など多種多様な世界がここにはある。
いつか移民のことについて、書いてみようと思う。
日々のメキシコ暮らし。
普段の生活でも発見の多い暮らしは刺激的。
発見したときは、地元に人に訊いたり、調べたりして、もう少し知りたい気持ちに+アルファ。
特に別の州に旅行に行くと(あまり旅行しないのだけど)、驚いてばかり。
今日はその例の一つをご紹介。
以前、ドゥランゴ州に1泊だけ寄ったことがある。
旅をするとその土地の市場を覗く。
知らない野菜や果物、土地の産物、話す人のイントネーションもメキシコシティの人たちのものとは違って面白い。
ドゥランゴの市場で驚いたこと。
サソリだらけだったこと。
床にも蠍がたくさん落ちていた。
サソリグッズ、あんなにたくさんあるのは見たこともない。
サソリのペン立て、壁掛け時計、キーホルダー。
そし手メキシコの伝統的はお菓子はサソリの形に固められて、売られていた。
訊いてみたら「サソリの養殖場」もあるとのこと。
昆虫食は先住民族時代からある食文化だが、ドゥランゴではサソリを食べるらしい。
以前、カンボジアの市場でもさそりのから揚げを売っていた。
カンボジア人の友人は「外はカリカリ。エビみたい。」と言ってつまんでいた。
私はさすがに挑戦できなかった。
ドゥランゴにもある。
先日、息子が仕事でドゥランゴに行って、お土産に買ってきてくれたのは「さそり塩」。赤くて、ライムの味が強い。
メキシコでは芋虫入り塩、バッタ塩などもあるが、さそり塩もあるとは。
Sal 塩 de Alacràn さそり と書いてある。
きゅうりにかけて食べてみた。
その後、なんともなく、無事だった。もちろん毒など入っていない。
メキシコシティのバスの駅に、ドゥランゴという名前の駅がある。メキシコは識字率が高くない国なので、昔から公共物には絵文字をよく使うが、ドゥランゴ駅のマークの絵はさそり。
http://iconosmetro.blogspot.com/2011/11/metrobus-durango.html
おしゃれなさそりのデザイン、メトロバス ドゥランゴ駅。
まだ1度しかドゥランゴには行っていないが、どうしてさそりを養殖してまで、サソリグッズを作っているのか、サソリで地域を盛り上げているのか、もっと知りたい。