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自分らしく行こう 7/23*転職日記*

8:30のアラーム。
これは休日用。いつもなら6時に一度は目が覚めるのに寝たのも6時ちかかったからぐっすりだった。たった一日でゆとりモード。
昨夜帰ってから古い映画をずっと観ていた。デジタルが発達して映像はクリアだけど、ものによってはアナログのガサガサした感じも残っている。そうゆう時代の感触ってとても大切だ。倍賞千恵子さんは何年経っても美しい。

起きて筋トレをする。ヨガマットが欲しいけれど、買うに至らず相変わらずマットレスの上だ。
30分ほどだけでも汗をかいてきてやめる。
シートで汗を拭いて顔を洗って着替える。
なんだかんだ、ワンピースがらくちん。

今日は二子玉の映画館に行く。
家から近いのと、大きな蔦屋書店が魅力的。
歩いてる人もだいたい家族連れで余裕を感じるからなんだか穏やかな気持ちになれる。空が広く見えるのも好きなところ。

あんまりお腹は空いてないけど和食が食べたい。
夜はそうめんって決めてるし、休みだといつもお昼はもう諦めるのだけど、夏だし、ちゃんと食べなきゃねって言い聞かせて食べちゃおうかな。
せっかく二子玉に来たし(関係ない)。

ざわざわ。やっぱり駅のショッピングモールは混んでいる。駅だからというより休日はだいたいこう。もう夏ものセールなのか。スーツを着て歩く面接日を思い出して少しどんより。
やっぱり食べよう。

ひじき五目ごはんが美味しい。豚カツは重かった。


エントリーしていた会社から選考通過、一次面接の連絡が来ていた。書類で止まったと思っていたから素直に嬉しい。ちょっとWeb系とは離れるけどここもデザインの会社だ。交通の便もいい。
了承とよろしくお願いしますと返信するとそれにも丁寧に「お会いできるのを楽しみにしています」と返ってきた。とっても感じが良い。日曜日もメールチェックしてるなんて、マメな採用担当だな。
まだちゃんと確認しきれていないから、明日また、しっかり企業研究して当日提出する履歴書を用意しなくちゃ。

いまは吟味しつつもたくさんエントリーしてご縁をいただけたらとりあえず行ってみようと思う。
ここを夏だから、暑いから、数打っても仕方ないと行動を渋っていたら、思い掛け無い運を逃すかもしれない。これまでもずっとそうやって、楽な方に逃げてきたんじゃないのか。
やりたいこと、目指したい未来のための挑戦なら手を抜いたら意味がない。
一番大切なのは、自分で納得できるかどうか。


映画館に向かう。
夏休みに入ったばかりの日曜日だからやっぱり家族連れが多い。床にポップコーンが落ちまくってる。

1秒先の彼
台湾映画をオリジナルとして、1秒早い彼と彼女の男女を入れ替えて日本版を京都で撮った映画。7月公開の時に試写会に当たったので初めてではないのだけど、この映画が訴えかける「自分らしく生きることの大切さ」が心地よく、とても好きになった。

前半と後半で視点が入れ替わるのでそれぞれの想いを知ることができる構造になっている。視点の交換によって伏線が回収されていくと、不器用な二人が周囲との違いを認識しながらも自分のリズムで生きていこうとしている様子が愛おしくなる。
関西弁ってとても早口にも聞こえるけど京都弁だとなんだかはんなり聞こえたりもする。
“せっかち”と“ゆっくり”に相性が良い。
街並みの美しさも、ああ京都行きたいーーとなる。

レイカが「ハジメお兄ちゃん」に憧れを抱いたまま神聖視するようになったのは、幼い頃の事故で両親を失った孤独に寄り添ったのが彼だったからだ。
大事な父のカメラで写真を撮り続け、二人だけの私書箱に手紙を投函し続けるレイカにとっては「ハジメお兄ちゃん」との約束が心の拠り所だった。
たとえ再会した時に自分を覚えていない、認知さえされない他人でも、それでもハジメを想うレイカの献身に胸が熱くなる。
面白いところは時間が止まってしまう少し不思議なSF要素で、レイカは強引にかつての約束を写真の中だけでも実行しようとする。時間が止まったハジメを人力車に乗せて運び、ズリズリと砂浜を引きずって座らせて、約束した場所に連れて行く。一見美しい話だけど、その一日のおかげでハジメは止まった時間が動き出した後も眠り続け、本来の約束に行けなくて大慌てする。その約束に行かないことがハジメにとっては幸運になるのだけど、ふつうに考えたらはた迷惑な話だ。
このレイカのマイペースさがわたしはとても好き。
「あっ」てまず口から出ちゃう奥ゆかしさも好き。

周りとちがうことなんて気にしない。
自分は自分。
ちょうど前職でモヤモヤが爆発しそうだったころに試写会を観たのが大きかった。
やっぱりレイカがかわいくて清原伽耶さんが大好きになったし、口が悪くても憎めない残念なイケメンを演じる岡田将生さんも素晴らしい。
まっすぐ生きる必要なんてないから、
自分らしく。

夜は予定通りそうめんを食べよう。
この映画でそうめんを食べるシーンが好きだから。

羽野晶紀さんもとっても好き。


劇場を出たらすっかり涼しくなっていた。
蔦屋書店は行きそびれたけど、
あしたは一番行きたい会社の面接。
力を抜いて、自分らしく話そう。

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