メモしないおじさんの教育方法が難しい
わたしは営業職だけれど
会社でやっている業務が
もう1つある
それは講師の仕事である
わたしが販売している
製品の講習をお客様にする
社外の人から来るメールには
「いけだ様」と書かれているものと
「いけだ先生」というものがある
先生って呼ばれるの
嬉しいよね
以前noteにも書いたけれど
講習会にはいろんな人が来る
めっちゃ詳しい人とか
めっちゃ詳しくない人とか
ギブアップした受講者は
2日目の講習くらいから
指摘されるのが怖いのか
すごく静かに座っておられる
でもそんな人にも
理解して帰ってもらうのが
仕事なのである
練習問題を
解いてもらって少しでも
理解してもらえるようにする
1番辛い講習会は
出来すぎる人と
初心者が一緒にいる講習会
出来すぎる人は
ほっておくと拗ねてしまうので
時々会話をしに行って
「こんな応用編もありますよ」と
紹介してあげる
この前の講習会の時
気温が下がった時期だったのもあり
体調不調や急な用事で
キャンセルが増え
1対1の講習になった
最近、製品を買ってくれたおじさん
わたしの担当のお客さんということもあり
少しずつ雑談をしながら
講習を進めていく
「分かっている風」を出し、
すごく早いスピードで
何度もうなずかれるので
理解してもらっていると思っていた
話している時に高速にうなずかれたり
「はい!はい!はいはい!」と
言われるのが苦手である
いざ実機を使って
演習をしてもらうと
全然理解していない
どれだけ理解していない人でも
会社に帰ってから
仕事として製品を触るから
受講者はみんな必死にメモをする
どんな人も
「ここ大事ですよ!」と
言ったところはメモをする
今回のおじさんは
うなずくだけでメモをしない
理解力0おじさんだった()
どれだけ復習しても
なんかやる気が感じられなくて
これはまずいなと思った
何回説明しても
うなずいてぼーっとしているだけ
演習問題をしてもらうと
ずっと教えたことと
違うことをしている
1日目の基礎編にして
もう無理じゃんと思った
「みなさんメモされています」とか
とりあえずメモしてもらうように
促すけれど断固としてメモしない
2回り以上、下の小娘の
指示は従いたくなかったのか
こちらばかり必死になるのも
なんだか馬鹿らしくなってきて
2日目からは講習を
「こなす」モード
この時間、無駄だなと思いながら
前日とは打って変わって
ニコニコして講習をする
こちらの方が
心の治安は良いよね
他人に求めすぎない!!
その1週間後、
会社に帰って
製品の使い方が分からなかったのか、
おじさんから
再度講習会してほしいと依頼があった
うーん