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婚活提携カフェでカップル観察をする休日
彼が友達から結婚祝いに
ランチチケットをもらった
期限がもうすぐ切れそうということで
急いで予約をして行ってきた
こういうお食事券って
もらったら嬉しいよね
開店時間と同刻に予約をしたので
開店前のお店で待っていると
「ちょっと良い服」の男女が多い
ちょっとラフな服装で来ていたのは
わたしたちだけだった
あれ?
そんな感じのお店なのかな
もう一度、周りを見渡すと
男性は会社に行けそうな
かしこまったスーツで
女性はワンピースの1パターン
いざ開店時間になると
順番に通される
ドリンクを選んでいる時に
聞こえてくるのは敬語ばかり
「○○さんとお呼びしていいですか?」
「出身地はどちらですか?」
「嫌いな食べ物はなんですか?」
わたしは気づいた
ここは婚活する男女の
1回目のデートスポットなのかもしれない
すぐXで店名を調べると
大手結婚相談所と
提携をしていることが分かった
いかにも相談所というカップル()に
意図せず囲まれてしまった
わたしたちはランチチケットなので
ご飯を食べていたけれど
相談所カップルたちはドリンクのみ
お店にはドリンクのみの方は
60分の利用をお願いしますと
大きく張り紙がしてある
60分で相手が
自分にとってふさわしいのか決めて
次のデートに行くかどうか考える
ちょうど60分後、
また新しい相談所カップルが入ってくる
男の人はみな
おしゃれスーツでなく、
リクルートスーツのような
スーツでやってくる
トークの話題も
女性の扱いも
相談所で教わったのか
ワンパターンで不慣れな感じ
先日見た「善良と傲慢」の
映画を思い出す
まさにあのシーンだなと思った
現実にあるのか
こんな感じで婚活をするのかと
とても新鮮な気持ちだった
相談所だから条件で
相手を選んでいるのかもしれないけれど
ここから本当の恋をすることって
結構難しいだろうなと思う
仕事の休みの日に
婚活でスケジュールを潰すのも
ちょっと疲れるし
先の見えない将来に不安を覚える
婚活をしている人を
馬鹿にしているわけではない
一生懸命相手と向き合って
「この人でよいのか」と
自分と向き合って
会話をするのって体力使うなと思う
人生ってこんなところで
躓くのかと思うところで
躓くことが多い
小さい頃は誰もが結婚して
すぐ子供ができて
満足に仕事ができて
幸せな家庭を築けるものだと思っていた
現実って知れば知るほど
厳しいなと思う
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![いけだ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/134239116/profile_7d054be8114feac7781af976724897d9.png?width=600&crop=1:1,smart)