ゲネプロ★7 感想 考察
舞台じゃないけどゲネプロ7みた。
シェイクスピアは齧ってないからそこに絡めた考察は出来ないけど、本来なら役の名前と関係性はそこ絡めて考えるのが良さげかなって思う。パックはシェークスピアに出てくる2面生そのまま兼ね備えてるし。
◯主題「ゲネプロ」を主軸に考えてみた。
リハーサルとゲネプロは意味合い的にも使い分けられてて。ゲネプロは間違っても最後までやる、中抜きはしない。プレスや会員制でやるお披露目前の通し稽古。という意味合い。
→本番の幕が上がらなかった?バッドエンド。
蘇我や関係者だけが見たい最高の舞台(リアルな舞台)を作り出すために、蘇我が10年かけて育てて、自分の作りたい舞台を作った。役者さんは蘇我が追い求めた舞台の駒となった。
周りのスタッフも知った上での参加。
劇場型犯罪ならぬ劇場型コロシアム演劇みたいなのを蘇我は作りたかったんかな。周囲的には酔狂な物好きのアングラ見せ物小屋自体が劇団7だった。
黒執事とか憂国のモリアーティ的な、お金持ちたちの狂った癖、遊びみたいな?
◯蘇我死亡してるとして
自分の死を含めた上で、蘇我自身が考えた最高の演劇。リアルを求めた結果の果て。
◯蘇我生きてるとして
→蘇我のこれからやりたい事(真剣の殺し合い)を夢見てる途中みたいな感じ(途中で透けてる感じの撮り方。これは過去の話だよーってニュアンスかとも思ったけど)とリアルな過去のシーン(死んでないカーテンコール)これからこの地獄を作り出す、計画途中なんだ!のパターン。
→蘇我が生きてる世界線と、死んだ世界線の比較がしたかったんかな?パラレルワールドの話がしたかった。
蘇我が生きてたら(死ぬ?予定がなかったら)オーディションで人を探して7にする必要無いから、パックが登場することもない。
蘇我生きてたら、ハッピーエンドルート
◯蘇我の蜘蛛
やたら、雲のネックレス映る。と芥川って名前が出てくるから、「蜘蛛の糸」の話と絡ませてみる。劇団自体はシェークスピアのアレンジ?をやるけど。
各々のうまく行っていない人生?に蘇我の一言(蜘蛛の糸)で、光となって各々頑張るけど結局はお互いつぶしあってしまう。(蜘蛛の糸も地獄から這い上がる為に、地上から垂らされた一本の糸を争って、蹴落とす)
舞台も蜘蛛の巣っぽいの張り巡らされてたし。
人間のにんげんみある、人間臭い世界観をこれでもかってシナリオに詰め込みました。って感じだった。
◯その他
荒牧さんの容姿はチャラいのに最初の、記者会見では、両足開いて手をグーにして外見とは思えない真面目さ。みたいなのが出ててかわいかった笑
染様はトランプ作品といい、狂った演技というか表情がほんまに怖いと毎回思う笑
シリアスなのに唐突のギャグ入れてきちゃうところが川尻さんぽいなぁと。。。
MM好きな人というかそこが売りである事?
がわかってる関係者が業界に一定数いるんだなぁと改めて。。。笑
個人的にはちょと世界観興醒めではあった(どこ目線よごめんなさい)
殺陣の真剣のぶつかり合う音が凄かった。
刀ステの舞台ではあんなにかっこいいと思ったらぶつかり合う音が、ゲネプロ映画ではリアルで怖くて。役者さんたち真剣持たせたらこんなにリアルで刀の時代にタイムスリップしても通用するんじゃ?と思ったり笑
どうなんだろ、みる人にとっては顔のいいてんご集めて、グロいの好きっしょ?殺陣多く派手なの好きっしょ?
監督の癖の詰まった作品作りました。
ともなりそうだし。
考察できておもろい深い!ともなりそうだし。
個人的には人間ってほんとどこまでいってもニンゲンだなぁとは日々感じてるので笑笑
人間臭いのが一番ニンゲンたる証拠で。
どうしようもなく人間の愚かさとか醜さとかは救いようないよなぁ。それでも臭く醜くを背負って生きていくしかないなみたいな?
みたいな雰囲気?は個人の感情一致してたかなって感じでした。
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