A6サイズのノートをつくる ビーナイス編
9月、札幌での文学フリマで購入した本の紙袋が可愛かったのでノートに作り替える。キーカラーはもちろんピンク(出来れば蛍光ピンク)でいきたい。
ピンクという色の裏側に垣間見える「可愛いワタシ」の思想が苦手だった。ピンクにしとけば女性が喜ぶ、という発想も苦手だった。安易なピンクの使い方は、底の浅い演出に見える。
ただ、ピンクという色が嫌いなわけではない。
特に蛍光のピンクは突き抜けている。発色が良すぎて「どうかしちゃってる」ところ、安易に選ばれ無さそうなところが良い。
2010年代にファッションにも多く取り入れられたときには、バレたな、と思った。今ではレトロフューチャーが台頭してきて普段着感覚の色になってしまったが、浮ついた感じは悪くはない。
クラフト紙やボール紙の裏側(グレーだったり茶だったりする)に蛍光や発色の良い色を使った始まりは、イギリスのお茶の会社CLIPPERあたりだと思う。オーガニックや無漂白といった特徴と、テイストの多様さを表現していて、一斉にみんな真似をした。(個人的な観測と意見です)
今はボール紙風の色合いにしているけれど、以前はボールの裏に印刷していた。印刷所が嫌がりそうだなあ、と思いながら見ていた記憶があるのです。
ビーナイスさんのキャラクターは、もともとのイラストのちょっと太めのラインや力の抜けた感じもふくめてまさに「ビーナイス」。カタカナのロゴも気持ちよくて、そこに飛び道具的なピンクが入ってとても良い。
もっとキャラクター使っていっても良いのになーとおもう。
ビーナイスな本によりそうオリジナルノート、次回の文学フリマで1冊300円くらいの薄めの中とじで作ってくれないかなあ。