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野帳サイズの手帳をつくる。
サイズ、重量感ともに丁度良くて使いやすい『測量野帳』。
以前、制作中止となった野帳ダイアリーを自作したが、今回は野帳そのものを作成する。
作成したダイアリーは、中身のみを買って表紙をつけることで作成とした。
この時の手帳はサイズ感や手触りともに気に入ったのだが、いかんせん中身が気に入らなくて使い続けることができなかった。紙質、大事。気に入らないものを使わないという勇気も大事。
今回はダイアリーではなく、ノートです。
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まずは採寸。
野帳の中身(ノート部分)90×160mm
上記の倍サイズの紙を二つ折りにしたものを4枚重ね、これを5つ纏めたものを表紙で挟み込む。
野帳の見返し 90×160mm
中身と同じサイズの特殊紙を2枚。
これらを糸で綴じておきます。綴じはケトルステッチです。
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野帳の表紙(表と裏)93×166mm中身より3mm大きくした板紙に、何かしらかの紙を貼り合わせる。
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この表紙に中身を貼ります。
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おなじ要領で野帳サイズの手帳をどんどん量産していきます。
貼り合わせの紙は70kgくらいが一番作業しやすく、100kgを超えると作りにくくなります。
今回使用しているのは包装紙で、54kgくらいでしょうか。
レガーロパピロさんの包装紙を使っています。
トップの画像にあるように、お店で貰った手提げ袋(ショッパー)を使うのも面白くなります。製袋されているものを広げているので荒々しい作りとなりますが、それも味わいとなります。
高級な手提げ袋(ショッパー)には紙が厚いものや、ニスやラミネートが掛けられているものがあるので要注意です。(防水にはなりますが)
表紙の貼り合わせに、タック紙を使うというテもあります。イラスト等を入れてデザインしてプリンターで印刷、ノリとハケを用意しなくてもよいので少しは手軽かもしれません。A4のタック紙が手に入ったら試してみようと思います。