詩|水辺の蝶
苔生した岩壁に
一匹の蝶がひらひらと
羽根を閉じたり、開いたり
朝の光は優しげに
手のひらに乗る微風を連れ
木々の間を流れ落ち
川底に打つ波模様
飛びたつ群に光散り
鋭い陽射しが駆けめぐる
荒立つ水面を隠すよう
枯れ葉と羽がひらり舞う
けれども蝶は遠い空
羽根を閉じたり、開いたり
苔生した岩壁に
一匹の蝶がひらひらと
羽根を閉じたり、開いたり
朝の光は優しげに
手のひらに乗る微風を連れ
木々の間を流れ落ち
川底に打つ波模様
飛びたつ群に光散り
鋭い陽射しが駆けめぐる
荒立つ水面を隠すよう
枯れ葉と羽がひらり舞う
けれども蝶は遠い空
羽根を閉じたり、開いたり