詩|幾つかの四行詩
ある日の太陽
寝ぼけた顔が
茹でダコみたいと笑ったからか
墨に焦げつく
真昼の陽炎
円い山
澄んだ空に包まれた
深い緑の曲線は
小さな身体で丸まって
腕の間に眠る猫
波音
打ち寄せる波は
繰り返し、何を語っているのだろうか
果されぬ夢
或いは、人類の永遠
花の名
小さな花に
その名がなければ
約束の地も
血も涙も、なかったのでしょう
寝ぼけた顔が
茹でダコみたいと笑ったからか
墨に焦げつく
真昼の陽炎
澄んだ空に包まれた
深い緑の曲線は
小さな身体で丸まって
腕の間に眠る猫
打ち寄せる波は
繰り返し、何を語っているのだろうか
果されぬ夢
或いは、人類の永遠
小さな花に
その名がなければ
約束の地も
血も涙も、なかったのでしょう