教訓化のコツは、信頼できる他者がいること
キャリアコンサルタント&レジリエンストレーナーの藤本です。
1月12日(日)、レジリエンス入門セミナーを開催し、7名の方にご参加いただきました。ありがとうございました!素敵な感想をたくさんいただきましたので、また後日に掲載させていただきます。
1月25日(土)にも開催するレジリエンス入門セミナーでは
②レジリエンスとはなにか
③なぜレジリエンスが必要か
④自己効力感とレジリエンス
について、2時間で対話させていただく構成にしています。
中でも、レジリエンスカーブ
→ストレスがかかる
→落ち込む
→自分の感情を受け入れる
→底打ちする
→現実的楽観性、自己効力、感情調節などの力を使う
→立ち直り回復する
→元に状態に戻る
→ストレスがかかる前より成長する★教訓化からの成長★
について、私の事例でもお伝えしており、昨日も下記の話題についてふれさせていただきました。
この、役に立たない思い込みには、見たくない自分が隠されているんです。
たとえば私の事例だと、依頼を断ると依頼者に嫌われてしまうんじゃないかとか、嫌われると仕事がこなくなるんじゃないかとか、それならいっそ、イエスマンでいたほうが楽かもしれないなどなど。
そう思う一方で、喜んで引き受けようとしても、できなくて揺らいでしまう。葛藤が起きるんですね。なぜなら、引き受けてもうまくやれないんじゃないかという恐れがあったから。講師という職業柄、弱気な自分ではいけない、いつも自信満々でいなければならないのでは、とも思っていたようでした。
あくまでも私の場合ですが、その心の根底にあるのは、どんなときも実力で認められたい!といった欲求でした。なので、引き受けるか断るか、どちらを選んでも実力で認められることから遠のく感じがして、迷ってしまっていたわけです。
だったら実力で依頼してもらえるように、普段から腕を磨いておこう!失敗をも糧にするゾ!と、どまんなかを歩いていけたらいいわけですが、ところがどっこい、人間とは複雑なもの。自信が持てなくて、できないときが多々ある、いや、私の場合は、できないだらけの日々でした。
しかも上記の事例では、結果的に引き受けて、うまくやれなかったことを他責、他罰した私がいたぐらいですから。う〜〜〜、なんて未熟なんでしょう笑(笑ってごまかしたくなるぐらい恥ずかしい。。。)
そんな情けない自分をも受け入れて、底打ちさせ、立ち直っていく過程で教訓化するコツは?
改めて考えると、信頼できる他者がいることが私のこたえなのです。
人間は、自分の見たいように見て、自分の感じたいように感じるもの。
できごとに対する意味づけも、自分のものの見方や感じが方が影響しますよね。
イソップ童話の酸っぱい葡萄も、その一つ。
受け入れ難いできごとは、見ないで済むような意味づけをして無かったことにしたり、忘れてしまったほうが楽だと思うことがあります。心が疲弊してつらいときに、傷口に塩を塗るようなことを自分に強いるのも賛成できません。
でも成長したいと感じているときはどうでしょう?この狐が、等身大の自分を受け入れて、成長したい!と思ったときに、何があったらよさそうでしょう。
私はこう思うんです。
狐のことが大好きで、まるっと理解しようとしてくれて、心から信じてくれる他者ががいたら?狐が、安心して自分を顧みることができるような環境があったらいいんじゃないかな!と。
内省は一人でもできますが、精度をいかにして高めるのか?が、成長のカギだと実感できたのは、JCDA(日本キャリア開発協会)でのPF(ピアトレーニングのファシリテーター)経験でした。
PFとして、ピアトレーニングの場で自分の事例を使って経験代謝の説明をしたり、キャリアカウンセリングロールプレイのファシリテーションをしたりして実践を積みながら、PFA(ピアファシリテーションアドバイザー)という信頼できる他者のもとで、のびのびと何度も振り返りをさせていただき大きな成長実感を得ることができたんです。
意味づけの程度として、世間で良しとされていることや、一般常識に照らしたこと、周りの人がこういっているから、なんとなくetc...などをもとに教訓化しても、ありたい自分=成長には近づかないのではないかと思うんですよね。
だから、等身大の自分をしっかり見つめることができる、安心しきれる他者の存在があることが、よい教訓化のコツじゃないかな、と。
信頼関係の構築をこれでもか!と学んでいるキャリアコンサルタントのみなさんは、相談者にとって信頼できる他者。であれば、レジリエンスを磨くサポートもできる。そう考えると、本当に素敵な仕事だなと思わざるをえませんね!
ここからは余談ですが、レジリエンスを伝えるときも、なんとかして伝えようと自分の経験をこうかな〜ああかな〜と振り返りざんまい。そのために信頼できる他者に話をきいてもらい、繰り返し内省して、レジリエンスカーブにあてはめて言語化(概念化)してみるといったプロセスを幾度も繰り返すため、私のレジリエンスは自然と磨かれているようです。そう思うと、それもこれもセミナーに参加してくださる方があるからこそ。本当にありがたいですね!!
みなさんにとって、いつか信頼できる他者になれたらいいなという願いも込めて、レジリエンス入門セミナー(無料)を実施しています。周りの大切な方にも、一番大事な自分にも、レジリエンスを磨く個別最適な方法を一緒に見出しましょう!
ご都合があえば、ぜひご参加ご検討くださーい!
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今日もこんな下まで読んでくださりありがとうございました!!