春の予感
明るく暖かな一日、春の予感を感じます。
春を五感で感じます。
明るい陽の光に春を感じ、肌を撫でるそよ風に春を感じます。
そしてその風は陽で温まった土の湿った匂いを運んで来ます。
そよ風が優しく叩いて行く雨戸の音さえ不快に感じることはありません。
そしてご近所の山本さんが若ごぼうを運んできてくれます。
年齢とともに身体機能は劣化して五感は鈍感になっていくように思いますが、そうではないのが不思議です。
年齢が積ませた経験がその瞬間を待ち構えているのかも知れません。
繰り返して続けてきた合気道の稽古による咄嗟に出る技と同じかも知れません。
また一巡してやって来る春は、待ち焦がれようとも、待たずともかならずやって来ます。
今年も春はそこまでやって来ています。