カレーの合間に
期待を裏切り申し訳ありません。
誰も期待などしてないかも知れないですね。
カレーも餃子も好きなのですが、実はパスタも大好きです。
これからはそれほど熱くない、ナポリタンのような二次的な加熱を加えない素材と合わせ、混ぜるパスタです。
ホントは畑で完熟したトマトがいいですね。
玉ネギは出来ればこの時期新玉ネギがいいですね。
アボカドは最近安くなりましたよね。行ったことの無いメキシコに思いを馳せ、近所のおばちゃん達が感触を確かめ切ったような残ったアボカドで大丈夫です。
塩、コショウ、砂糖を少々、酢を少し、オリーブオイルたっぷりでボールでシャカシャカかき混ぜて、茹で上がったパスタをバサッと落とし、さらにグリグリ、皿に移してその上に乗せるのは刻んだ野菜たちです。
暖かくなってきたらこんなのが多いですね。
カレーや、餃子のように手間、暇かからず、忙しい時にもってこいかも知れません。
行儀は悪いですが本や雑誌を眺めながらこんなのを食べることに幸せを感じます。
そして、菊地さんのエッセイを読みながら、「imagine」の歌詞を思い出していました。
You may say I'm a dreamer
But I'm not the only one
「僕を夢想家と言うかもしれないが、僕だけじゃないはずさ」
闇雲に流れに乗ったり同調することが嫌いです、苦手と言った方がいいかも知れません。
自分の考えを、こだわりをいつも持っていたいです。
食べることにも、読む本にも、もちろん生き方にも。
でも、そのすべてのベースにあるのは当たり前の「平和」な生活でしょう。
親の介護や家族の看病、自身の艱難辛苦なんぞを望む人間は一人もいません。でも、そんなのと出逢ってしまうのが人生です。
そんな時は仕方なし、たまたま出くわすちょっと辛い修行くらいに考えた方がいいかも知れません。
そんなことは何とかなりますよ。
一緒にやっていけますよ。
ただ、そうはいかない時もある。
我慢できない、我慢しちゃいけないこともある。
そんな時は頼りましょう。
誰かにしっかり頼りましょう。
話を聞いてもらうだけでも気分は楽になるはずですよ。
私は鍋やフライパンや包丁や、食材たちに話しかけます。
そして、すべてを忘れます。
私の料理ってそんなです。
