見出し画像

雪の京都

仕事が終わると山は雪化粧、早足で駅に向かい京都行の電車に乗りました。
京都と言っても西山、昔から竹の産地で日本でも有名な地域です。
ここで放置竹林整備をNPOで行っている長い付き合いをしている理事長のお手伝いです。

NPO法人としてスタートして13年目、京都山城地域、宮津市、嵯峨野、などで整備や地元で整備に取り組む仲間を育ててきました。
現在は地場産業の育成を目的とする京都市とも協力して新たな事業を手掛けています。

理事長とは20年以上のお付き合い、私より10年早くこの世に出てきている方です。知り合った頃私はゼネコンの営業マン、理事長は京都府南部の自治体の部長でした。京都での難しい営業のお手伝いや、難解な京都の仕組みを教えてくれた方です。私としたら恩返しのようなお手伝いなのです。

上司である首長と意見が合わず辞めてしまって20年近く、されてきたことはずっと環境と地域の活性化でした。在野に下っても根っからの行政マン、私などに決してマネ出来ない生き方を貫いてきました。
今西山で手掛けていることの一つが『キヌガサダケ』衣笠茸の栽培です。このキノコ、キノコの世界では女王と呼ばれ、中国宮廷料理の満漢全席などにも出てくる食材となります。今回は食材として、そしてもう一つの効能を活用して地域振興に活かそうと考えています。
この効能はそのうち、ここでもお伝え出来ると思います。

私がキノコ界の女王様で~す!

今日は事務所前の作業場で地元の府立高校の園芸活動で使う台を作っていました。駅前の歩道に置き葉牡丹を置くそうです。雪のなか、お疲れさまって感じですね。

カラダの大きな方が理事長です

私のこれからのお手伝いは事務方の仕事です。広報企画、その他もろもろ、理事長一人ではどうにもなりませんから。

この法人事務所としてお借りしているのは昔から有名な竹材専門店、ご主人が他界され、元気なお母さん(おばあちゃん)が取り仕切っています。たくさんの地元の方が絶えず出入りする活気ある事務所で、お母さんはいつも元気で楽しそうです。
美味しいタケノコも有名で多くの有名人が訪れています。美川憲一、小林亜星、水森亜土、その他もろもろ松方弘樹まで。まだご存命の方々からは直接電話が来るそうですよ。「タケノコ送ってくれ」と。
お母さんの手づくりの切干し大根が製作途中でした。寒風に吹かれて甘く美味しい切干しになることでしょう。今日は「まだ!」とのこと、次回に頂いて帰ります。代わりに重たい大根を一本いただきカバンに入れて帰りました。

大根干してる網、よく見ると左側のサッシの網戸です。「きれいに洗ったわよ」とは言いますが、

人の縁とは不思議なものです。本来は近づき過ぎてはならない立場の理事長と私でしたが、不思議と気が合い祇園では扶養家族のように毎晩世話になり、当時勤めていた会社の仕事には関係ない手伝いでウソの理由の出張で東京にもよく行きました。
現在、地元の方を中心にこれまでお付き合いさせていただいた多くの方がやって来て仕事をして帰っていきます。ここまでたくさんの人を動かすと新たに仕事も作っていかなければなりません。これからもいろんな方の知恵と力を借りて活動を続けてまいります。

いいなと思ったら応援しよう!