第7師団山裾防衛隊隊員録 王女と戦闘あほ
払暁王国第13王女たる私、メレディスがこの場にいることが間違いだと思ったのはこの一週間で何度も有ったが、今感じているその感情の理由は大きく変容していた。
「姫様ァ! いや、少尉殿ォ! ちゃんと隠れていますかァ!」
カスタムキャノンの流れ弾が、私のうずくまる大木の幹を削り取っていく。しかしロクロウ准尉の胴間声のほうがよっぽど大きい。
人間なのか。彼は。私と同じ。
「j0lb/」「]lq@」「gk4wet」「wZqeq@」
小ぶりな大砲に針金細工の手足が絡みついた様な連邦の魔導