お鮨とお寿司と女将
リーズナブルで本格派の旨い行きつけの寿司屋がある。
コの字型のカウンターだけで、予約は基本できない。
常連になっても席が空くまで入れないといった感じだ。
またシャリがなくなればそれにて閉店というストロングスタイルで一等地に構えるその寿司屋に本日久しぶりに顔を出した。
若女将「あらー、ひさびさやんか。仕事帰り?あらそうかいな、そうかいな。はい、おしぼりどうぞー。ビール?麒麟でええんやな?はい、どうぞー。ええてええて、初めは注ぐやんかいな。はい、おつかれさん。握りはおまかせでええな?刺身からいっとく?大将!握りからおまかせで。」
イカ、ハマチ、トロ、海老、鯛、瓶ビール、アナゴ、イクラ、うに。
若女将「ようそんな食べて飲めるなー。たまには女性と一緒に来たら?ひとりでお鮨つまみに来るにはまだ寂しい歳なんちゃうの?それか私が目的やったりして?冗談冗談!はい、汁ものどうぞ。」
ビール飲み干す。
若女将「先お会計しとくね。4800円です。はい、ちょうどやね。おおきに。もう帰るの?ほな気を付けてね、おおきにー。」
大将「おおきに!」
わたし「ご馳走さん!」
お気付きの方もいるかもしれませんが、常連になるとこんな不思議な現象も発生するんです。
私が本日寿司屋で発した言葉。