3人展「むげんのはこにわ」開催告知
展示概要
mizoregumo×安松美由紀×鈴木麻友 3人展「むげんのはこにわ」
期間:2024年3月19日(火)~24日(日)
時間:11:00~19:00(最終日のみ17:00まで)
入場料:無料
場所:キチジョウジギャラリー
住所:〒181−0001 東京都三鷹市井の頭3−32−16セブンスターマンション105
アクセス:JR中央線/吉祥寺駅徒歩9分 京王井の頭線/井の頭公園駅徒歩1分
ジャンル:ミニチュア、絵画、切り絵
無限、夢幻。制作を続ける私たちは世界や自身に怒り、夢を見て、命ある限り世界に向き合いづづけている。制作は支えであり、感情で言葉でもある。かわいいの中にある芯は、見る方の琴線に触れるものがある。かわいさ、怖さ、脆さ、強さ全部内包した精神世界をご高覧下さい。
展覧会の様子
作家紹介
mizoregumo
静岡県浜松市、合併する前は浜松市ではなかった田舎の出身
東京都在住
武蔵野美術大学 造形学部 彫刻学科 卒
作家名の読みは「みぞれぐも」
「身近なモチーフから非日常の世界を楽しむ」「こんなのあったらいいな」をミニチュアフードやドールハウスで表現。
凝縮された空間にどの視点から自分がどう入り込むか想像しながら楽しめるものを考え制作している。
委託での展示や販売も多数行っている。
安松美由紀
愛知県豊橋市の山の中出身
静岡大学教育学部卒
幼いころ「家族であり、幼い自分にとっての神のようなうさぎを殺してしまった」という罪悪感から絵を描き続けている。
日本画をかじったことがある経験から、「その辺の土や石も絵具になるはずだ」とうさぎを埋めた場所の土や、ゆかりのある土地の素材に関心を持ち、絵の具の調達をするようになる。紙づくりや陶芸にも手を出し始めた。静岡県内での展示多数。
鈴木麻友
愛知県豊橋市出身
名古屋芸術大学 美術学部洋画コース 卒
切り絵で身の回りの気になったことや好きなことを表現している。
少女と幾何学模様を描く。
展示前インタビュー
ーなぜこのメンバーで展示を?
安松:みんな同じ高校の同級生ではあるんですが、2人が「制作をもっとしたい」、「東京でも発表してみたい」という気持ちを抱えてると分かったのが大きかったです。いきなり1人で東京でやるの怖いけど、巻き込める人が身近にいたな、しめしめと。
mizoregumo(以下みぞれ) :東京が怖いとは?
安松:怖いでしょ。東京は身勝手と自由が横行する魔窟だと思ってた。でも実際展示をするにあたって下見して、DMを配って…。魔窟なのは一部分で、主に人の住む地だった。人の住む地にギャラリーという異空間がたくさんあったね。
鈴木:歩けばギャラリーに当たるってずっと言ってたよね
安松:そう、ギャラリーがこれだけ多いのはうらやましい。
あとは単純に利用料が高いから、1人じゃキツかった
みぞれ:そうだね、お金の問題は大きいよね
ーでは、何か共通のテーマとか表したいもの訴えたいものがあるわけではなかった?
安松:とりあえず「東京で作品を発表してみたい」が先にあってのメンバーでした。なので話し合いを繰り返し、共通点やお互い何をテーマにしてるの?とかを聞きあったりしました。
みぞれ:同級生とはいえ話すのは久しぶりでしたね。
鈴木:作品のジャンルもテーマもみんな異なったので、共通点は表現者として共通するワードが出たって印象ですね。
みぞれ:かわいいで終わりたくない、儚い、繊細、地道、病み、夢、執着、世界の縮小って感じの言葉が共通で出てきましたね。
安松:そうだね、そのワードから無難な大きな枠だけ決めて、タイトルとかも考えたよね。
鈴木:夢とか、内面世界からの箱庭とかね。
ー見どころや期待を教えてください
鈴木:全体的には、3人とも異なる表現方法でありながら、繊細さやこだわり・根本にある制作への熱というような共通するものがあるのでそういったことが相互作用している部分が面白いと思います。
私個人の作品で言うと、今回は模様の細かさと紙による表現の違いが特にポイントです。
ひとつひとつの作品に思いを込めているのでじっくり見ていただければ嬉しいですし、作品を見て何か感じてもらえるものがあればいいなと思います。
安松:全体の見どころは、話しながら思ったけど、展示メンバーみんな根にあるのは「いきづらさ」みたいな部分が大きいですね。それが作品になったり、原動力だったりするので、そういう生き方として見ても面白いかと。
私の作品の見どころは、今回は画材にこだわりましたね。雑草から作った紙や、骨とか、土葬した場所土とか、何億年前の生き物の堆積物を自分で採取して使ってるので、暗いテーマに興味がなくてもいろんな面があるのでどこかしらの要素を楽しんでもらえたらいいなあ。
人と途方もない話をするのが好きなので、展示にお越しの際は気楽にお話いただけたら嬉しいですね。
みぞれ:ただ「かわいい」だけでは終わらない、作家たちの想いの込もった繊細な作品たちをじっくりとお楽しみください。
個人の作品として、自分自身が小人なのかあるいは巨人なのか。サイズ感に混乱しつつも作品との不思議な距離感を覚えて帰っていただきたいです。
ー今後どんな活動をしていきたいですか?
みぞれ:制作している手元の作業動画の撮影。
こうやって作られているんだに限らず、ここから完成に向けてどう進むのか何が出来上がるのかという楽しみも提供したいです。
販売面ではガチャガチャ商品を考えたり、ワークショップをやってみたり。
地道に勉強しながら実現していきたいと思います。
安松:私は死んでしまった大切な存在と在り続けたいという、ある種の身勝手さがあるので、一緒に暮らせる作品、終わりの住処づくりをしたいですね。絵は描き続けてもまだこうじゃないって思い続けてるので継続していきますし、陶芸についてももっと知りたいですね。
同じ思いを抱える人からの受注制作もしてるので、そっちも頑張り、なんとか制作することで生きれたら最高だよね。
鈴木:自分にとって制作をすることが日常であり、それを持続させることが大切で、作家として生きたい気持ちが強いです。
表現については今までに使用していない紙を使ったり、大きいサイズのものだったり、挑戦をしていきたいです。
来年の個展に向けて作品制作を頑張りたいと思っています。
それぞれのSNS等
mizoregumo
X:@mizoregumo25
Instagram:@mizoregumo25
minnne▼
note▼
安松美由紀
X:@mgmgwakame55
Instagram:@mgmgwakame55
鈴木麻友
X:@my_kirie
ご助力ありがとうございました
展覧会の開催に当たりご助力して下さった皆様ありがとうございました。
この場を借りてお礼申し上げます。
お借りしたギャラリー
DMの配布先
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