憧れの乙女建築、山の上ホテルとプリンアラモード
今日、病院へ行く用事があり、御茶ノ水へいった。
道中、おじさんに「この辺に山の上ホテルはないですか?」と聞かれた。私も御茶ノ水は初めての場所だったので、よく知らなかったが調べて教えてあげた。でもそれが私にとってラッキーなことだった。
実は私も「山の上ホテル」という場所が以前から気になっていて、行ってみたかった。理由はドラマで見ていた「名建築で昼食を」という番組。そのレトロで可愛らしい建物が心をうつのと、そこでのパフェが有名だと言うことを聞いていたからだ。気にはなっていたけれど場所は知らなかったのだ。
そうか、御茶ノ水にあったのねえ。
私はその日大学病院やら、必要な買い物やらがあったので、15時まで結構頑張って歩っていた。お腹も空いた。今日のご縁もあって、せっかくだからこちらで、お茶しましょうとおもってひとり向かった。建築も見たいし!
あら!あらあら〜幾何学で作られた対象の建物がなんとも可愛らしい。凸凹としている表面も個性的で可愛らしい。設計はアメリカ人建築家、ウィリアム・メレル・ヴォーリズという方。本の町・神保町からも近く出版社や学校も多いことから多くの文豪たちに愛された小さなホテルなんだとか。
川端康成、池波正太郎、松本清張など多くの文豪のたちが宿泊したそう。「直木賞や芥川賞の受賞後、一作目を山の上ホテルで執筆するとヒットする」というジンクスも生まれたのだそうだ。
こちらはロビー&ホテルショップなんだとか。お土産のケーキやお菓子などが売っててキラキラとしていて素敵。お土産に買ったら喜ばれそう。
とってもかわいいホテルの館内を満喫したところで、山の上のカフェ、いざコーヒーパーラー・ヒルトップへ。可愛らしい床のタイルがお待ちかね。
私がここに来たら食べたかった、お待ちかねのデザート。
それがこのホテルの昔からあるプリン・ア・ラ・モード。クラシカルでとってもおしゃれ。食べてしまうのがもったいないほど美しくうっとりする。
実はプリンア・ラ・モードは初めてで、食べるのがどきどき。レトロな硬いプリンにスワンのシュークリーム、夢がギュッと詰まっている。
この下に敷かれているレース模様のナプキンは、バラの刺繍と一緒に小さく「HILL TOP HOTEL」と刺繍になっていてそんなところもおちゃめで素敵。
小一時間いただけだけど、とても素敵なところだった。ティータイムの利用だけでも、うっとりとする時間を過ごすことができた。建築の中にたくさんのアイデアやデザインが施されていて、見つけるのがとても楽しかった。次はパフェが食べて見たい。ホテルショップもちらっとのぞいてみたいしね。
おまけ
ホテルに泊まるとこんなホテルキーを渡されるらしい。とってもおしゃれ!これを模したキーホルダーがショップのお土産で買えるそうなのでとてもいいなと思った。私は見れなかったけれど、昔、文豪を待つ編集者の方が待っていたロビーや文豪が泊まったホテルはこのような感じなんだって。
時代をタイムスリップしたような気持ちにさせてくれる素敵な乙女建築だ。
デザートを食べに来るだけでも、素敵な世界を味わえるので、ぜひ御茶ノ水や神保町に来た時には、思い出して立ち寄って見てほしい。
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