『れんげ荘』生活を金銭的に実現可能か想像してみた。
群ようこさんの小説『れんげ荘』を読んで、かなり影響され、45歳からの月10万円生活を憧れるやように!果たして私にも実践できるのかを、ひたすら妄想して考えてみました。
今日の記事はいつもよりもちょっと長めなので、お時間ある時にゆっくり読んでいただけるとよろしいかと…。
「れんげ荘」を知らないという方向けに、小説のあらすじを簡単に書いておきます。
大手広告代理店に勤めているキョウコは、独身・実家暮らしで、コツコツと貯金をする。それは、早期退職をして、世間から離れたのんびり楽しい1人暮らしをするためである。ついに十分な資金が貯まり、都内の安いアパート「れんげ荘」へ引っ越す。そんなアパートでの暮らしや、ささやかな幸せを求める女性の物語。
れんげ荘生活に関して、私が考えたのは
・ひと月に必要な生活費は?
・総額いくら貯める必要があるか?
・以上のことから、実践可能か?
と、大まかに3点です。
①ひと月に必要な生活費
まずは、家賃
小説の主人公、キョウコは貯金から毎月10万円を下ろしてきて、年金生活ならぬ貯金生活をしています。家は都内の激安アパート「れんげ荘」で家賃は月3万!
ここで考えるべきことは、住みたい場所と、住む条件と、家賃との関係ですよね。
都内でなければ比較的家賃は抑えられるのかなと思いますが、その分徒歩圏内で行ける店が少なくなるなど、別の問題が発生します。
また、一人暮らしをしたら金輪際は家族・友人と会わない生活をするのか…と言われると、そうはいかない気がします。そうすると、あまりにも離れすぎると会うための交通費がかかってしまいますし。
家族・友人との距離はどうであれ、なるべく安くて、徒歩圏内で図書館・銭湯・スーパー・ドラッグストアなどがあるといいんだけども。自転車で行ける範囲でもいいけど、80歳までこの生活するならあんまり遠すぎると行けなくなりそう。
それと、キョウコの住むれんげ荘は、築40〜50年で、6畳と半畳のキッチン、押入が1間つき。シャワー・トイレは部屋になく、共同。
共同はやだなぁと思ったけど、管理人さんがシャワー・トイレを定期的に掃除してくれており、気になる程ではないそうで。それなら掃除する手間が省けるし、湯船に浸かりたいときは銭湯に行けばいいから、大丈夫なのかなぁと思いました。
問題は、夏に蚊が部屋に大量入ることと、隙間風がすごすぎて、冬は部屋に雪が入ってくること!!!笑 寒いのが苦手な私にはかなり困る。
…出来たら戸締りがしっかりしていて、雪や虫があまり入ってこない部屋がいいなぁ。
広さは6畳なら広いと感じるくらいかな。実家の部屋が4.5畳だったので、4.5畳あれば十分。
築年数は40〜50だと、自分が死ぬ前に家が崩れそうで怖いというのが本音。新築とは言わないけれど、柱なりなんなりがしっかりしている家がいい。
キョウコは「どんなに広くても、耐震構造の家でも、何か火事や震災などの問題が起きたときに、必ずしも家にいるとは限らないから、その時はその時の運だ。」
みたいなことを言っていて、確かにその通りだなぁと思いました。どんなに心配していて、対策をしていても、いつどこで起きるかなんて誰にもわかんないもんね。
家に関してをまとめると
家族・友人から離れすぎない場所。
徒歩圏内でスーパー・ドラッグストア・図書館・銭湯など、生活できる施設が揃っている。
隙間風・雪・虫が入ってこない、広さは4.5畳くらいの部屋。
フロ・シャワー別でも良い。
4万以内くらいに収めたい。
生活費全体の内訳はこんな感じ?
そんなに出かけないだろうと言うことで、交通費は少なめ。服や美容品はもともとお金をかけるタイプではないし、現在もこんな感じ。
これくらいならそんなにギチギチの節約生活って感じでもないし、月10万円生活も出来そうな気がしてきました!!とりあえず安くて住みやすい家の確保と、住みやすい町を見つけられれば◎
生活費10万円の問題点は?
これは今現在の自分が想定できる生活費であって、体調不良になったり、事故や怪我にあったら月10万円では足りない可能性もあるということ。
特に45歳以降となると、健康面での心配もあるし。この生活がずっと続けられるわけじゃないですよね、きっと。
②貯金総額
キョウコは45歳から80歳まで、一切働くことなく月10万円生活ができるだけのお金を貯めていました。
これをそのまま計算すると…
月10万円×12ヶ月=120万円
80歳-45歳=35年
1年間に120万円×35年=4,200万円
10万円生活をするためには、この4,200万円を45歳までに貯める必要があるんですね。。
今から実行するには…
では、45歳まで残り20年として、1年、1ヶ月あたりの必要な貯金額は?
4,200万円÷20年=210万円
210÷12ヶ月=17.5万円
③実践可能…?
1ヶ月17.5万円、年間210万円の貯金を20年続ければ、れんげ荘生活は出来る計算。
いやいや、月に17.5万円って!ほぼ手取りの金額ですよ!!絶対無理むり!
(勤続年数が長くなれば給料も若干の増加があり、ボーナスがいただけると考えても…キツイ!)
これじゃ45歳まで生き延びられるのかという別の問題が発生してしまいます…
じゃ、どうしたらいいのか
れんげ荘生活をするには、貯金が必要。で、貯金を貯めるには、収入を増やすか、支出を減らすかしかないですよね。
いっそのこと、45歳以降は早期退職するけど一切働かないのは辞めて、アルバイトをして少し稼ぐとか?
仮に週1〜2日勤務で月に4万円ほど稼いだら、必要な貯金総額4,200万円からちょっと減りますよね。
80歳まで働くのはキツそうだから、45〜60歳の15年だけ、月に4万稼ぐと…
4万円/月×12ヶ月×15年=720万円
4,200万円-720万円=3,480万円
3,480万円÷22(25〜45歳)年=158.18万円
≒159万円/年
≒月に13万円、年間159万円を20年間貯金。
月に13万はきついけど、さっきの17.5万円よりは出来なくもないような気がしてきました…!(感覚がおかしくなってきた?笑)
まとめ
・れんげ荘の10万円生活は、家賃をどれだけ低い物件を見つけられるかがカギ!
・家だけでなく、周辺の施設や、家族友人との距離も大切
・月10万円生活自体は、健康であれば無理なく生活できそう
・45歳までに10万円生活に必要なお金を用意するのが、とにかく大変!!
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うーーん、貯金に精一杯で45歳まで何も遊ばず、無駄遣いせずの生活もつまらないなぁ〜れんげ荘暮らしは憧れるけど…
・ずっと働き続ける生活だけどちょこちょこ楽しめる生活を続ける
・老後働かないかわりに、現在必死に貯金する
れんげ荘生活うんぬんの前に、どんな生活がしたいか、何を優先するべきかを考える方が先かなと感じました!
いつもに比べると、かなりの長文になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
もぐ : )
最後までご覧いただきありがとうございます(*´ㅂ`*)これからもゆる〜く楽しく更新していきます♪