見出し画像

時は金なりを信じると不幸になるらしい

時は金なり。ベンジャミンフランクリンの名言である。ベンジャミンフランクリンはものすごい功績を残したため尊敬できる偉人の一人だがこの時は金なりという言葉を信じすぎるのはよくないらしい。時間をお金に換金する=時給思考には罠がある。お金に変えられない行為=無駄という認識が生まれてしまうからだ。

時給計算や給料計算をしてもらい時間をお金に変換したことを認識してもらうと、音楽を楽しむ時間や映画を見る時間を無駄に感じてしまい楽しめなくなるそうだ。

つまり、娯楽=生産的ではない無駄な行為と認識してしまい、本来の目的であるはずの人生を楽しむことができなくなってしまう。パンデミックでもまず標的にあげられたのは不要不急というものだった。

とはいえ解決策はある。それは時間は幸福のために使うと再認知することが有効だ。時間は自分のやりたいことをやるためにある。そう考えるだけでいろんな体験をしても、罪悪感等はなく成果なども気にせずにいられる。純粋に好きなことをやれるのだ。

しかしながら認識がずれるだけでここまで影響があると考えると恐ろしい。時間だけでなく人間関係だったりも認知の歪みがないように矯正しなければならない。

仏教でも正しい理解をすることが苦を逃れる最初の一歩だと教えられる。認知が歪んだままだと苦しみを解決しようにもできないからだ。

仮に時給思考を脱却せずに大人を迎えると大変だ。ゲームが無駄だとか勉強しなさいというのも時給思考が大きな要因だと思う。そして成果が出ないことは切り捨てられてしまう。歴史的偉業を見ていると大抵の場合、遊んでたらすごいこと発見した。的なノリのものも多いのに。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?