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子どもの選択肢を広げる?‐習い事を考える‐
このnoteはフルタイムでバリバリ働いていた元ワーママが専業主婦となった今、仕事やキャリア、育児について思うことを超絶適当に書いているものです。
娘にさせた習い事たち
娘にはこれまで多くの習い事をさせてきた。以下がその習い事の種類と始めた時期、習っていた期間である。
バイオリン /3歳の時~現在まで
絵画・工作 /4歳の数か月
バレエ /4~5歳の1年間
小学校受験 /5~6歳の1年数か月
K-POPダンス /6歳~現在まで
習字 /8歳~現在まで
プログラミング /8歳~現在まで
オンライン英語 /8歳~現在まで
水泳 /8歳の2か月※区の期間限定教室
それぞれ娘がやりたいといったものばかりではあるが、そのなかで親としていくつか学びがあった。
バレエを習っていたときのことだ。
家から徒歩1~2分の距離にバレエ教室とK-POPダンス教室があり、どちらもいつもガラス越しに娘が羨ましそうに見ていたので「どちらかを習いたければ習う?」と本人に聞いてみた。毎日のように見比べた結果、最終的には「レオタードが着たい」ということでバレエ教室にした。一式レオタードを揃えて、最初はとても楽しそうにしていた。しかし、いつからから家を出る直前に「行きたくない」と言い出すようになった。それでも何とか気を引いてレッスンに連れて行くと、友達もいるため楽しんでレッスンは終わる。しかし、やっぱり翌週も「行きたくない」と言い、最後の方は行く前には毎度泣く始末だった。行くのが面倒なだけなのか、バレエが好きじゃないのか本人に聞いてもよく分からなかった。徒歩1分の距離とはいえ私の実母が送迎サポートしてくれていたこともあり、先生からは「レッスンでは楽しそうにしているので好きなはずです」「お母さまがもう少し向き合ってください」と言われモヤモヤが続いたりもしたが、最終的には娘の意志を尊重して辞めさせた。
すると辞めてすぐ、娘は以前見比べていたK-POPダンスの教室に通いたいと言い出した。またすぐ辞めたら嫌だなと思ったが、体験レッスンに行ったら大喜びで帰ってきて即入会を決めた。
そして毎週楽しそうに通うようになってから、ある日娘がこう教えてくれた。
「バレエは音楽がゆっくり過ぎて好きじゃなかったの。K-POPの方が音楽が激しくて好き。」
ハッとさせられた。
5歳や6歳の子どもにとって、何が好きで何が嫌いかなんて分からないし上手く表現も出来ない。
バレエとK-POPを相対評価して、初めて娘は自分の好みを知ったのだ。
それからはすぐに辞めてもいいから本人が興味あるものはまず試させてみようとより強く思うようになった。今でも続けている習い事には定期的にランキングを付けてもらっており、本人の「好き」を大事にするように意識している。
選択肢を広げるための教育とは?
私の両親は、兄への期待とは対照的に、女である私にはそこまで教育熱心ではなかった。しかし私はいつのころからか「いつか目標が見つかったときのために全方位的に総合力を高めておく」ことは意識していた。だから音楽も体育もそれなりの成績を目指したし、地元から出るという選択肢が与えられていないなかで可能な限り偏差値の高い大学を目指した。ただ、私はいつまで経ってもやりたいことも目標もなかったし、就職活動も大嫌いだった。そして未だに大した趣味もない。
娘が生まれてからもその思考の癖が残っていたので、ぼんやりと総合力の高い子にしてあげた方が良いのではないかとか、楽に生きさせてあげられる方法を考えてきた(その結果挑戦しようとした小学校受験の話はこちら)。その「いつか」がきたときに、例えば留学や理系大学に進学したいと言うことも想定して、十分な教育資金も貯めておいた方が良いのかなとも漠然と思ってきた。
一方で自分に置き換えると、両親に大きな資金力を期待していたかというと、もちろん無いよりは有るに越した方が良いがそこまでではなかった気がしている。貧困ではなかったものの決して裕福ではなかったので、400万円を超える奨学金を借りて自力で返済したし、30代後半になって自腹でMBAに挑戦した。でもそれはそれで、やり切った達成感もあり決してネガティブではない。やりたいことを自らの手で掴んだ経験はむしろ私を強くしている。
今娘に思うこととしては
「いつかなりたいものが見つかった時に最短距離に行ける自分」よりも
「何が好きで何をしたいかということに気づけている自分」に出会わせてあげたい。
何だかんだ大学卒業していたことは職歴にもMBA進学にももちろん有利であったため、総合力重視も一つの正解ではあると思う。しかし、私の学生時代の親友たちのなかには、高校中退後に紆余曲折を経て看護師になり、大学院を出て今は医療サービスでの起業を目指しMBA取得に向けて勉強している子もいるし、同じく高校中退後にアパレルバイヤーとなり海外を飛び回り、今はネイルサロンオーナーをしている子もいる。なんとなく模範的な人生を送ってきた私からすると波瀾万丈な人生を選ぶ友が心配で仕方なかったが、大人になり好きなことややりたいことが見つかった後のバイタリティの凄まじさを目の当たりにし心から尊敬しているし、既に成人となった子どもがいたりするのも今となっては羨ましかったりする。
その子自身の性格や特性にもよると思うので一概には言えないが、今現時点の気持ちとしては娘にはただただ自分の人生を楽しめる人になって欲しいので、引き続き自分のなかの「好き」を知れるような環境を作ることに尽力してあげたいなと思うのだ。
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![Megumi Sakamoto](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/158166076/profile_6a2e4eb91c5822cd1dd3b78e98cd0971.jpg?width=600&crop=1:1,smart)