点と点を つなぐ日々。その1

何年か後には歴史の教科書の1ページになるだろう。

今のこの異常事態に生きながら、こんなことを思うのは暢気すぎるのかもしれない。

もちろん、ニュースの報道などで危機感は持っている。コロナをもう広めたくない一方で経済の歯車は決して止めてしまってはいけないとも思う。こうして一平民にできることといえば、今は忠告どおり、家で大人しくしておく他ないのである。(私の仕事は一販売員で、現在営業は一時中断している。)

こういう時に思うことは、アウトドアでもインドアでもそれなりに楽しく過ごせる質で本当に良かったということ。

というか、どんなしょうもないことでもわりと楽しめる、ということかな。


何をしているかといえば、何ら特別なことはない、読書である。

読書好きな人にとっては当たり前の能力なのかもれないが、私は最近読書中、その物語の世界を構築することができるようになった(フィクションの場合)。そしてその世界で登場人物たちと同じ時間を過ごせるようになった。

もちろん実際にそんな現象を起こせるのではなく、自分が勝手にそう感じるだけ。一冊読み終わったあとは、夢から覚めた後のよう。自分が体験してきた思い出のように感じる感じ。(私はハンターハンターが大好きなのでこれを念能力の一種と捉えたい。)

引きこもりに拍車をかけるような能力だなあと思ったけれど、今となっては功を奏している。家にいながらにして好きな場所へ素敵な登場人物たちと行くことができるなんて、お金も時間もかからないし、これ以上スバラシイStay homeの仕方(もはやStay homeじゃない)があるだろうか?と私は豪語する。


この念能力を発揮しやすい小説は、舞台となる場所が現実に存在するものだ。殆どそうかな?そんでもって事実が元ネタにされていると、尚良。さらにアートに関連することだとさらに強い念が発動せられる。

こういう条件がスバラシイ比率でととのっているのが、ダン・ブラウンさんの小説だと思う。原田マハさんもアートにまつわる事実がベースになっているけど、実際に存在したアーティストが登場人物になっていて、その小説でそのアーティストの人柄やイメージが決まってしまったり、逆にもともと自分がそのアーティストに対して持っていたイメージと異なる点が、私は少し引っかかるのです。(原田マハさんの小説も好きです!)

ダン・ブラウンさんの場合はそうではなくて、あくまで事実を話の展開の要素やキーとして使っている。事実だから勉強にもなるし、話の展開に一役買っているので、頭に定着しやすい。

とはいえ、私はまだまだ「ダン・ブラウン」初心者。「ダヴィンチ・コード」と、この度読了した「オリジン」しか知らない。これからもりもり読んでいきたいと思う。

次はこの「オリジン」について書いていきたいと思います!!(やっとだよ、、、)

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