感覚

軍事的な記録の中を泳ぐ魚、分裂する彼女のサイコキネシス、整合性もなく、巻き込まれていくだけの可能性の外に広がる宇宙的な口、倫理観により、加速して行く憎しみの内側で孕んだ愛が、ランダムに昇華されて行っては、手懐けられるだけの、泡沫に敷衍して行く、幼少期から抱えた面影のようなものを、延々と模倣し続ける、自称模範的な市民たちの薄気味悪さ、あらゆる偏見を見破る、透徹とした意思、真理なんてものを掲げては、見窄らしい自分に、自己憐憫したりして、支配下に置かれた、オカルトチックな行間の中で、老けて行くことを知らずに、自分は置いといて、他者を批判するだけの、馬鹿どもや、ルサンチマンどもの狂騒の中で、堅持する意味などは、意味がないものに変わってしまうだけの末路で、敗残したり、遡及したり、波及したりするものに飲み込まれたり、すり替えられるだけね意味の中で、果たす義務などは、所詮は、誰かが誰かのためにではなく、自分のために、誰かにやったことのための、見返りばかりを求めてばかりいるだけだし、全ては、自分のためだけでしかないようなことが、延々と循環しては、その、思いの汚穢のようなものが旋回し、自らを汚し続けるだけに至らせるような間に広がるアイロニーや、曖昧模糊とした何かのために、ひたむきに走り続ける間に、愛されたいと強請るばかりの輩や、承認欲求の化け物たちが抱える、精神的な弱さを加工しては、雨の最中を、傘も刺さずに、差し向けられた憎しみと刺し違えたり、些細なことで、転嫁していくだけの、怒りの矛先や、保護されることを名目に、誰かや何かを騙すだけの連中の支配から逃れる。