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破砕

夏の吐瀉物、心の残留物、無限に成熟していく思いが肌け、君に届く頃には、数億年の時が経っていて、閉鎖的な思い出が羽ばたくまでの刹那が、永遠に食い込むまでの、まどろみや軌跡、何かを果たすための義務感に苛まれ、刻々と迫る時間的なものの配下にならずに、超越を繰り返し、高次の意識に司る神のようなものが、確かな価値などを謳い、今に退く値が、還元されるための、価値なんかを貪り、利己的に求める欲望の先々では、問題点なんかを謳い、今に歪な観念が、関係性かどを用いて、今に従うべきだと、綴る意識的な文豪たちが、意識下に置かれた、オカルトチックなジョウロにより、大雨を降らす頃、独白する幼稚な観念が捻出する差異や、災厄を謳い、秩序が云々と、理想を吐き出す間に、本当の正しさなんてものは、土塊かなんかに変わるだけであるし、あらがうほどに食い込む値が、曖昧な理想などを押し付ける頃、文化的な口が食べ尽くす倫理観や、支配的な輩がもたらした信仰のようなものが、神経上を走り抜け、管理下に置かれた道理が、えらそうにカタルシスなんかを謳う間に、緩慢な支配からの逸脱を目指すために、現れる答えには従わず、旋回する意識が、宇宙的な調和から解き放たれ、諦観するだけの君たちの超高密度な悩み事の熱量により、新たな宇宙が誕生するまでの軌跡を眺め、普遍的なものにより、苛まれ続けるだけの、惰性で引き延ばした毎日に寄りかからずに、孤立しても尚、強靭な足取りで進む様や、些細なことで悩まずに、すべてを翻し、ひれ伏すことはなく、言葉を頼りにせず、感覚だけで進むことにより、恐れなどはなくなり、すべては、儚く繋がり、正しさなどを謳わずに、ただ、愛する隙間に吹き付ける風に乗り、どこまでも自由に羽ばたく。

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