到達
運命も通り過ぎた貪婪な帰り道、彗星により破壊された近所の山々、どこかの一家団欒に相似していくだけの怠惰な末路、横転する真実や、曇天の中、さまよう風、理想論的なデカダンスに包囲された君の前衛的な結末、煮詰まる瞬間に迫る忘我と偏屈、全自動の夢や、吸収されるだけの緩慢な時代の餌たる自己、高尚なものなんて、この場で瞬時に裁かれるだけであるし、あらがうほどに食い込む罪が与える微量な麻痺と快楽、配役を終えられた君は、どんなにあらがおうとも、その演技を、絶対に変えることなんて出来ないし、ここでの一字一句や、全ての動作はフラクタルであることに対する疑問にも至らずに、こうして、完璧であることが、自然のように思わせられている間に迫るギミックや、偽装やらが旋回する自律神経も終わった末路、まやかしの島で接続される意識的な過ち、偶像崇拝やら、構造的な排除やら、排斥される数多の理由、流出する思いの彼方や、加算される原理、曖昧な私情や、有耶無耶にされる結末、猜疑心やら、懐疑的なシンドロームや、時代的な枷、萎んだ花と値や、愛された記憶の中に備え付けられた監視用の発信機、数多の苦しみやら悔悟の群れ、受動的な愛を蝕むコンプレックス、規制されるだけの、犠牲的な過ちを蝕むシロアリたち、優しい犠牲により、食い尽くされた資源による空洞。
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