爽快
覚醒と氾濫、突き抜ける光よりも、折り曲げたり、折りたたんだりして、光よりも速く移動して、支配されたくないし、支配したくもないから、ただ、なだらかな意思の柔軟性や、征服欲を複製するだけの、生産的な明日から乖離して、理解や、関与や、合算などなどが、迫る世間体や、普遍性から超越して、厭世観に惑わされずに、ずっと、主役のままでいて、傷んだ世界を手当てして、抵抗したり、またがったり、また、嵌ったりして、がんじからめになった意思が、その場で、跪いたりして、悲観したり、干からびたりして、主体性もなく、不倶戴天の敵や、不具合ばかりの日常や、憎しみばかりの、君の疲憊した現在や、限界や、激動の毎日、所以にまどろみ、重複する思いや、面影に突き刺さった棘や、吐血を繰り返し、利害関係に苦しむ人々の渦や、徹底して、君を愛したり、償ったり、おざなりになったり、無くしたものばかり追いかけたり、追われれば逃げたりと、忙しく動き回るばかりで、何も中身がないよねと、なじられたり、応用されるものなんて、クソだし、空想に浸ったり、ひけらかしたり、貧相なものを崇めたり、あがなうほどに生まれる懸隔や、かけがえのないものですら、賭けの対象にされたり、理解したフリをしたり、間違いを正したり、ただ、糾弾を繰り返したり、区切りをつけたりと、至らぬままに、成長を続けて来ては、快適な気配や、回転する座標や、フレキシブルな脳内、誰も目覚めない朝、暴走する真理や、ネクロフォビアにより、震える犬や、生きた心地もしないと、泣き叫んでいる幼い子、驕り高ぶるばかりの、権力者たちの、歪んだ性癖や、宦官どもが蠢く政治への嫌悪、権限すら放棄して、奔走したり、ぼんやりとしたり、誰にも咎められずに、問いただす間に、全部あいまいになっていく。