異質
永遠平和を謳う、インタラクティブな神、軽薄な理念や、捻出される差異のまがいものや、まかり通るもののほとんどが、脅迫的であるし、緊迫する理由に不時着した宇宙船を奪い、銀河から飛び出し、違う宇宙に旅立つまでの軌跡や、偶然を装い、君の魂を奪うために、うそぶく連中や、夢の中に現れた優劣、甚大な被害の先で眠る怠惰な姫や、悲観的な君が恨む生涯や、悲惨だね、とうそぶく君は、情念をひきずり、貧相な価値の中で働きを加えるだけの力に加担し、あらゆる苦しみを受け入れ、経過していくだけの日々の中で、カタルシスにも至らないで、歪な真理に基づくエゴが、やがて、世界自体を飲み込み、果たすべき義務なんかを謳い、正しさを押し付けるだけの、正義がもたらす悪の犠牲になんて、なりたくもないし、ただただ、気だるい日常をゆらめき、どこにも定住しないで、退廃的な大義が用いる自由による革命なんてものに、騙されたりしないで、ただ、何かが足りないからって、君を裏切る訳でもないし、分け隔てるだけの君たちの散漫な病理が、寛容さを損ない、誰彼構わず裁くばかりで、ポジティブなものも生み出せずに、ただ、現れるものを、憎んでばかりいて、徒に消費する毎日に擦り寄る汚穢や、応用されるものばかりを、崇めたりするから、簡単に騙され、消費され、操作されるだけに至るような、意識とは、意識する以前に、漂う形式や、体制的な異物感や、あてがわれた罪などなどに、利用されてばかりいるし、やがて、聖なるものを謳うような、まやかしなんかに加担し、ただただ、破壊することだけに専念するヴァンダリズムにより、快楽を感じ、加勢する組織による儀式により、生贄にされてしまう人々の墓地を眺め、何が、正しいのからすら、わからないからこそ、その、わからぬ正しさを利用し、理性を奪うような輩が示すものなどの一切に加担せずに、孤独や孤立を乗り越え、孤高に至るまでの、距離を示す値からも、外れていく。
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