枢軸
生きるのも、死ぬのも嫌だ、と、泣き叫んでいる子供たち、幼い記憶をまさぐる母の手、ちゃんと生きるとは、なんだろう?と、俯く君、確かなものすら、曖昧になってしまう曖昧な今、混沌としていく魂胆やら、確執を生み出すだけの執着、君の願い事により、昏倒していく意識の派生、制圧的な奴等の仕組みに雪崩れ込む正解こそが、君を騙すためだけに、君の後ろに付き纏い、確かさを謳いながら、観点を奪い、転嫁していくものが、次々と悪を孕んでは、ランダムな正解により、意思に枷を与え、疎ましい結末により、虐げられていく先々では、対価なんかを求めては、もつれていく意思は、未だに嘯く正解に騙されたままでいるし、騙されていることを知ったとしても、だ、継続し、習慣化されていくことにより、簡単に誤った正解を受け取り続ける先では、軽薄な理論を謳いながら、凡庸な世界の中で、なにものでもなく、なにかであることすら、可視化できずに、膨らんだ空間が、愛しいものを吐き出しては、手懐けられることなく、ほとばしる理論の端々を掴み、美味しくいただく間に、アイロニーが詰まった星が、超新星爆発に至り、γ線バーストやら、悲劇的な何かが、脳内を駆け巡り、革命的な何かを生み出して、暴政が生み出した新たな借金なんかを背負わされる前に、そそくさと逃げ出すことは、負けでもなんでもなく、ただ、徒に消費していくものが、問答を繰り返すほどに、もつれていく世界は、形式的な憎しみにより、自壊していく。
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