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齟齬

重複する過程や、織り込まれて行く思い出、回転する面影や、吐瀉する残像、あらゆる抵抗を、今に加えて、短絡的な軋轢に屈さないために、抵抗を続けて、倦怠感なんかに騙されないようにして、今に支配されないために、今を打ち砕き、唾棄されるものや、意識の靄、最たる意味も損なわれ、数々の疑念を孕み、贖うよりも、あらがう事だけが、今の答えを超越し、厭世観に騙されずに、人道的なものを謳い、奪い合いを続ける惰性な余韻から、インタラクティブな終末、慢性的な憎しみのコアには、確かな温もりも存在して、そこでの価値なんかに騙されずに、艱難辛苦や、悲しみが沁み入る無垢な午後や、プラトニックなときめき、観点に備わる糖度や、投影される頻度、氾濫する理、退嬰的な湿度、子守唄に揺らぐ木々、観念論的なものに拘束され、抗原体や退化や、アナログな思想、文明的な廃屋に住まう哲学者たる私は、原子すらも破壊され、何も残らなくなった後、暗澹とした記憶の帰路や、携える慈しみ、真理的なものを弄る類人猿から、人にまで進化したことごとくも綻んで、束ねた意味を貫くロンギヌスの槍を携えて、超克を目論むフクロウに変身して、今に飛び立ち、互いの真意や、品位なんかを打ち砕くための、ツルハシを用いて、直ぐにでも、互いの距離を縮めて、酩酊するだけの、忌々しい現実から乖離し、理解なんてものは、理解に至らぬから、理解したいとか、理解し難いとか、と五月蝿く付き纏い、毎日の義務や、今に現れる過ちなんかを加工しながら、萎びた意味を錯綜し、逆撫でしなり、境目を用いては、今に排除されても尚、抵抗し続ける事だけが、答えなんかを簡単に飛び越え、怯える事なく、とめどなく現れる思いを修正して行く。

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