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巣食うもの

絶望をも食する餓鬼たちが謳う終末論、行き先すらもわからずに、彷徨い続ける想念との対峙を終え、陸地では、絶えず争いが激化し、過信ばかりを掲げた、ニヒリストたちが、せめぎ合う仏教的な陶酔の波形、嫌疑や、犠牲的な何かが、引き起こす間違いや争いの仮数、倫理観も熱暴走して、今にもシャットダウンしてしまうだけの、誤りや過ちの数々、ドラスティックな感情も悴み、自覚するほどに、萎縮してしまうだけの、惰性で引き延ばされた命、ガラガラになってしまった、思い出の末端や、瞬く間の今に、配役が決められ、絶対的な運命や、法則すらからも、途端に突き抜け、歪んだ奴らが添削や、訂正を加える毎日から解き放たれ、度重なる苦しみは、今に与えられた、よろこびなんかに変換されるだけの、堕落した今朝の欠陥、猥雑な感性が紐解く割合やら、主体性もなく消え去った、過ちばかりの世界、大団円を迎え、シュプレヒコールが聞こえる厭世観の雨の中、代価を求め、さまよう孤独な君たちの秘密なんかを解き明かし、あてがわれた罪を補充するために、さらなる罪を見繕う人々の構図や、甚大な被害の最中、火事場泥棒を繰り返すだけの連中や、退嬰的な奴らが謳う、普遍性こそ、絶え間ない悪意を孕み、今に生贄を生み出し、自らに課した抑圧のうさばらしのために、憎しみを利用し、何もポジティブなものを生み出せずに、ただただ、過ちを利用し、次から次に、罪を生産していく。

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