起伏

偽物の感情を携え、損得だけで、支払われる義務的な観念を遡行させ、倦怠感を麻痺させるための、画期的な闘争の果てに、崩壊した文明の数々、カスタムされる原理や、数多の利便性により、倒錯している人々、無知が故に、戦乱に巻き込まれ、毎日の策略に苦しみながら、長らくの憎しみを加工して、硬化する意識は、今に虐げられ、健気な故に、行方不明になった君が謳う交換条件や、常識を改ざんして、曖昧なセオリーを重複させ、今に強要される儀式や、規制されるだけの日々が、歪に蠢いて、星を破壊するガンマ線バーストや、痩せた犬たちが彷徨く先々で、定理を破壊し、分裂していく少女たちを保管する畜生どもや、奴隷と化した君の異物感や、成熟する面影に備わるものが、横暴に迫り、世界性を破壊し、はびこる悪意が、バビロンを征服し、複製される真意が、徒に今を消費し、不機嫌そうに徘徊する君たちの所以や、厭世観を掻き乱すための、絶え間ない憎悪や、耽溺し続ける先で私怨を加工し、硬化するだけの、忌々しい自己を逍遥させ、商業的な成功だけが、抑圧されるだけの、現在を愛撫して、現れる苦しみを愛でるために、繰り返し、愛を囁き、あるいは、愛しているなどと嘯いてまで、君を所有する事により、より良いものすら損なわれ、そこかしこに現れる価値観に利用され、理性すらもなくなり、ないがしろにした思いが制限され、ささやかな幸せすら、幸せに思えないような、世界の真っ只中で、広がるものが、今を翻し、悲観的な君の観念や、今にも、焦燥感を抱えては、ファシズムの餌になり、担う意味すら、今に無意味になり、非道な制度に巻き込まれ、豊かさなどという幻想に囚われ、途端に失うものばかりだし、追いかけても、追いつく事は、ほとんどないし、ほとほと呆れ果てたと、嘆く君の横顔や、捻出される差異や、多目的に突き刺さる君のやましい闇。