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会話
浄化されていく末路、集約された真っ黒な約束、砕けた終末、加工された真理や、ドラスティックな結合、そそくさと帰る乖離した帰り道、理解すらも遠ざかり、過信や加算を散策する山道、去勢された動物たちがうろつく公園、厭世観により、長引かされていく命、居心地が悪いのが、生きていることだ、と、語る生かされている人、屈折した俯瞰で流れているミニマルテクノ、能動的に補完されている正解とは、世界を崩壊させるための呪詛である、と、幼稚なギミックに騙されないようにして、貧寒で支配的な現在に降り続く黒い雨、誰かのためとは、誰のためにもならないのである、と、宣言するマルクシストたちや、立場を変換するための価値に擦り寄る権力の犬が謳う権利により、耄碌になってしまった私、行為そのものの尊厳を追い回す自称神の使いたち、争うほどに現れる隙間、その隙間に差し込む光、その光こそ、愛そのものではあるが、その場では、ただ単に、前を見えにくくする敵に見えてしまったんだ、と、君が語りかける数秒前に世界は生まれたのであるし、この時間なんていう概念に捏造された日々を取り返すための、膨大な時間を必要になるなんていう苛立ちから解放されて、ただ、崩壊していくだけの空間をぷかぷかと浮いて観光を続けながら、内面性から氾濫する涅槃よりも素晴らしい場所で、崩壊していくだけの世界を、はじめて愛してみたいと思う。