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完結

人畜無害を謳う奴らの焦慮、掃き溜めに住まう論理的なネズミたち、ノスタルジーに耽る娼婦たち、紊乱で猥雑な世界で保つ正気や、制限ばかりを与える権力的な何かの傲慢さや、不満足を語る肥満したカエルたち、分断を生み出す奴らを嚮導しては、兵器利用される彼女たち、相互作用するもの全てを迎撃する嫉妬心のようなものを、模倣し続けるのが、学校教育というものだと、元素記号の中を泳ぐメダカたち、境目なんてものを持ち出しては、今に平伏すだけの、独善的な放浪者たち、此処は、誰の土地でもないが、誰かが、自分の土地だと、宣言した途端に、線引きが始まって、瞬く間に罪を偽装して、正しさを利用しては、利己的な支配を続け、拙い意思が偽造し続ける消費的な奴ら、断末魔の叫びが木霊する山々を支配する熊や、電子的な魂を操り、虚像や虚構なんかを蹴散らし、暗鬱とした思いが齎す暗い定めなんかを超越するために、哲学を積み上げて来たのだ、と語りかける黒猫の轍、青々とした思春期の回路を弄り、ダークマターという母胎の中で、加速してゆく時間との対立を続け、倦怠感を抱えた量子的な伴侶と、拘うだけの惰性な性質の派生、大義を捨て去り、歩く街では、ピカピカと輝くイルミネーションが睨みつけてくるし、ただ、くたばるだけの私たちが、とニヒリズムに酔いしれるグランジファッションの青年や、迎合されるものを、崇める君たちの性質や、捻じ曲げられた思い出を翻すための太い腕、幼稚な幻想を携え、下層に取り残された者どもが持ち出す過ちや、誤りの数々、騒然とした現在に現れる喜びをカスタムして、今に虐げられるだけの、毎日を解放する戦士として生き、ここで、書き連ねたものが、延々と押し広げられ、ここでとどまらずに、ただただ、じっとしていたわけではない事を告げては、動き回る事に対しては、否定的で、そこで、動きすぎない事だけが、答えに近付き、答えと融合して、高揚感を携え、安易な結末に酔いしれずに、ずっと続く苦しみの中でも、正しいものを見つけ出す。

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