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「仕事と妊活のバランス」: 女性のリアルな挑戦

多くの女性が直面する永遠のテーマ、仕事と子育ての両立。
でもその前に仕事と妊活の両立という問題にお悩みの方は多いのではないでしょうか。
不妊検査に一歩踏み出したことで、その第一関門について感じたことがあったのでシェアしたいと思います。

前回、妊活のスタート時の決断についてお話ししました。

その後、両家の顔合わせなどが順調に進んだものの、一つ懸念事項が。
相手の家族から「近くに住んでほしい」との要望があったのです。

最終的に、私たちは子供が生まれるまでの期間と生まれた後の2~3年は現在の家で過ごし、その後相手家族が住む地域(もしくはその近郊)へ引っ越すことで話はまとまりました。

その後、私は仕事での状況が今後に影響を与える可能性があることを懸念し、会社にも報告することを決意。妊活の段階で会社に報告することが果たして今必要なのか大変悩みましたが、この前提によって仕事の状況が変わる可能性もあるため、私は上司たちに相談しました。

上司たちからは有り難いことに「問題ない」とのお言葉をいただき、この時は一安心していました。

数か月後、妊娠が思うように進まないことに不安を感じ、不妊検査を始めることを決断。妊活の段階ですでにニキビが増えたり、むくみやすくなったり排卵日前後の体調不良。そして生理前の数日間はめまいがひどく、生理が来たと思ったらいつも以上に重い。。。と体調の変化を感じる日々。妊娠前といえども結構身体への負担はあるなと感じていました。
そして検査も人によりけりですが私の場合はかなりの痛みを伴い、一時的にメンタル弱ったときも。

ちょうどそのあたりで依頼された仕事が精神的な負担をかけるものであることから、自身の体調も踏まえ会社に相談することに。

しかし、そのとき衝撃な事実が発覚。
以前から相談していた上司は「妊活」や「不妊治療」について、仕事にどう影響するのかを理解されていなかったのです。

責める気持ちは全くありませんでしたが、以前相談した気でいたのでこれには驚きました。上司によると、昔は妊活や不妊治療などの言葉は一般的ではなかったとのことで、ご自身の奥様にもそのあたり配慮した記憶がないと。
結局仕事の調整は、体調を考慮して都度相談して決定しようと改めて認識合わせができました。

相談した上司はみな既婚&子持ちだったため安心しきっていましたが、こういうこともあるのだなと私自身いい教訓に。
でも、「これは仕方がないよね」で終わっていい話じゃないのかなとも。
恐らく同じように上手く伝えられず(もしくは伝えてはならないという圧力により)一人で抱え悩んでいる女性は実際多いような気がします。

柔軟な働き方が可能になっている現代では、これらの問題がより広く認識されてももう問題ないのではないでしょうか?少なくともリモートが主流の会社ではより一層問題なさそうだし。。。
というように今回の経験で、これらのテーマをオープンに議論することが大切だと感じました。

職場や社会全体で女性の特有のニーズに対応していくこと。そして男女で違いがあることが当たり前で何も特別なことではないことが理解されることで初めて、働く場での男女平等が実現するのだろうなと。

そのためには相手がどのような背景にある人たちなのか、互いが寄り添った考えを持って連携していくことが、相談しやすい環境づくりのためにもまずは必要だと思います。
そして今回自分にも足りていなかった部分が「理解してくれているはず」と期待してしまっていた点。実際話し合いが足りていなかったのも一つの原因にあることを改めて考えなおすきっかけにもなりました。

まだまだ職場での妊活や不妊治療の話題はタブー視されがちですが、
徐々にこういった悩みを抱える女性が減っていくことを願っています。

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