1st Anniversary!マネーフォワード クラウド個別原価リリース1周年記念イベント開催レポート
こんにちは、『マネーフォワード クラウド個別原価』プロダクトマネージャーの上田です。
『マネーフォワード クラウド個別原価』(以下、『クラウド個別原価』)リリース1周年を記念して、「IT企業の経理部長が語る 個別原価計算クラウド化の裏側大公開!」と題し、オフラインイベントを開催しました。
すでに『クラウド個別原価』をご利用いただいているお客さま、そして導入を検討していただいているお客さま、合計9社にご参加いただき、トークセッションや懇親会を通して「原価計算」に関するあれこれをお話しさせていただきました。
今回はこのイベントにかける思いや当日の様子を開催レポートとしてお届けします。
開催概要
開催日
開催日時:2024年3月15日(金)18:00〜20:00
場所 :マネーフォワード本社オフィス(東京・田町)
当日のアジェンダ
開催の目的
今回、このようなイベントを開催した一番の目的は「『クラウド個別原価』を利用した業務フロー改善の事例を知っていただくことで、ユーザーの皆さまやこれから原価計算をはじめようと思っている企業の皆さまに参考としていただき、最適な原価計算フローを構築していただきたい」というところになります。加えて、日頃から下記のような思いもあったため、今回のイベント開催に至りました。
ユーザーの方々へ感謝を伝える場を持ちたい
ユーザーの方々のご要望を聞く場にしたい
プロダクト開発の方向性を伝えたい
原価計算を担当されている皆さまと積極的に交流し、双方にとってより良い関係性を構築したい
コロナ禍以降オンラインセミナーが主流になっていますが、今回は直接、原価計算を担当されている皆さまと直接交流をはかりたいと思い、オフラインでのイベントを企画しました。オフラインでのイベントは参加のハードルが高くなりますが、その分、原価計算への興味・関心が高い皆さまにご参加いただくことができ、とても貴重な機会になりました。
開催当日レポート
事前準備
オフラインセミナーにご参加いただく皆さまに少しでも喜んでいただきたいと思い、セミナーのコンテンツを充実させるのはもちろんのこと、お土産を準備しました。
負荷の高い月次決算中にサクッと食べてリフレッシュしてもらいたいという思いを込めて「プリントクッキー」などの食べやすいお菓子と、「オリジナル付箋」などの実用的なアイテムを詰め込んだお土産セットを準備いたしました。
イベント開始
今回のイベントはわたしが司会を務めさせていただきました。プロダクト戦略部 副部長に開会の挨拶をしてもらい、早速イベントスタートです。
『クラウド個別原価』をリリースしてから1年、たくさんのお客さまとお話しをする中で、「他社が原価計算をどのようにやっているのか知りたい」というお声をいただくことが多くありました。
その一方で、最近はオンラインでのイベントが主流となり、オフラインイベントのように各企業の事例を赤裸々に語るハードルが高くなっているようにも感じています。
そこで今回はオフラインという形でイベントを開催し、マネーフォワードの事例はもちろん、実際に『クラウド個別原価』をご利用いただいているオプティマインドさまとのトークセッションを交えながら、実際の原価計算の辛みや業務フロー構築までの道のりをありのままにお伝えすることにしました。
マネーフォワードの原価計算について
まずはマネーフォワードの原価計算の事例をありのままにお伝えするパートです。一言で言うと、「ベンチャー企業における原価計算のあるある」ではないかと思います。
実はマネーフォワードも2019年ごろは原価計算においてさまざまな課題がありました。しかし、適切な経営判断を行うためにも精緻な原価計算はマストです。そこで、マネーフォワード クラウドを活用しながら現在の原価計算のフローを確立するまでの道のりをグループ執行役員で経理本部本部長の松岡俊よりご紹介させていただきました。
最初は『マネーフォワード クラウド債務支払』を活用して、科目や費用負担部門を正しく把握するところからスモールスタート。その後、監査法人との協議や事業サイドとの擦り合わせを経て、現在の精緻な原価計算体制を実現しました。
マネーフォワードも最初からいまほどの精緻な原価計算を行えていたわけではなく、最初は表計算ソフトで原価計算をしていたため、その当時の「辛み」をお話したところ、参加者の皆さまも共感する部分が大きかったようで、うなずきながら聞いてくださっていたことがとても印象的でした。
ここのよりリアルな声を深掘りする形で、次のトークセッションへ移っていきました。
トークセッション〜クラウド個別原価を利用した最適な業務フロー〜
続いて、今回のメインイベント、実際に『クラウド個別原価』をご利用いただいているオプティマインドさまとマネーフォワード経理本部とのトークセッションです。
下記の4つのテーマに沿ってお話をお伺いしました。
マネーフォワードは表計算ソフトで原価計算を行っていた時期の辛みや恥ずかしいミスも含め、赤裸々に当時の様子をお話しさせていただきました。業務の属人化、データのバージョン管理、それによる監査費用の増加など、話を聞けば聞くほど、表計算ソフトでの原価計算がどれだけ大変なものなのかを実感しました。
オプティマインドさまは「少数精鋭なバックオフィス体制で原価計算を行うためには?」を考えたときに、会計システムをはじめとする周辺システムとのシームレスな連携を重視し、最初から『クラウド個別原価』を導入されたとのことでした。どうして『クラウド個別原価』に決めたのか、また導入後の効果はどうだったのか、リアルな声をお聞かせいただきました。
最後はプロジェクトごとの採算性の管理やコスト意識の高まりなど、精緻な原価計算が会社全体にもたらす好影響についても言及いただき、いかに原価計算が会社にとって重要なのか再認識する機会になりました。
また、オプティマインドさまからは『クラウド個別原価』の今後に期待する声もいただき、より一層「ユーザーさまに貢献できるようなプロダクトにしていきたい・していかなければならない」という思いが強くなりました。
懇親会
セミナーの後は、参加者との交流を目的とした懇親会を開催しました。
オンラインセミナーが主流の昨今では、原価計算を担当されている皆さまと直接交流できる機会は大変貴重です。今回のイベントの目的の一つでもある「ユーザーさまやこれから原価計算をはじめようと思っている企業の皆さまと積極的に交流し、双方にとってより良い関係性を構築したい」を達成するために、ご参加いただいた皆さまと積極的にお話しさせていただきました。
セミナーの内容や今後の開発ロードマップについての質問もいただきましたが、「原価計算のペイン」や「今後、原価計算をこうしていきたい!」といったような未来の理想像についてお話しをしていただくことの方が多かったように思います。
私たちは当社のVALUESの一つである、
を体現するために、今発生している問題だけでなく、中長期的な問題解決をすることを心がけてプロダクト開発しています。
カジュアルにお話しすることのできる懇親会では、率直なご意見や未来の理想像をお聞きすることができました。いただいたご意見を今後の開発に活かし、ユーザーさまに寄り添った原価計算システムを作るために、今後もこのような機会を設けて、直接お話をお聞きしたいと改めて思いました。
後日談
初めてのオフラインセミナーでしたが、無事に開催できてホッとしています。
開催後、X (旧Twitter)で、ポジティブな投稿がいくつか見受けられ、お土産も喜んでいただくことができたようです。また、『クラウド個別原価』のお問い合わせをいただくなど、嬉しい反響が多く、改めて開催して良かったと思いました。
原価計算はIPO準備等のタイミングで必ず体制の構築が求められます。しかし、実際に原価計算を行うとなると、複雑な原価計算フローを考えたり、工数入力してもらうために経理だけでなく事業部の協力も必要になるため、実施のハードルが高いことも確かです。
そのような業務であっても「クラウド個別原価であれば簡単にできるのでやりましょう!」と意思決定を後押しできるようなプロダクトにしていきたいと考えています。
最後に
『クラウド個別原価』は「月次決算業務の最後のプロセスで、ミスや遅れが許されない業務であり、経理担当者にとって、プレッシャーのかかる原価計算業務を、ラクに正確に行っていただくこと」を目的としたサービスです。
引き続き、「各社さまの運用に即してラクに導入でき、企業成長とともに複雑化する原価管理にも柔軟に対応できるサービス」を目指し、開発を続けてまいります。
ご興味をお持ちいただいた方はぜひ下記のリンクよりお問合せおよび製品資料のダウンロードをお願いいたします。
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