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目指す会 2310 筑波山ヒルクライム&ツーリング 1

目指す会の遠征場所で、年間通して最も通う場所と言っても過言ではないのが筑波山。最大の理由はコースのバリエーションが豊富な点。

富士ヒルのコース(スバルライン)が老舗の「ウチはメニュー中華そばしかないから」「黙って食え、喋るなら出てけ」って佐野ラーメン的な王様経営なら、筑波山は定番メニューもありながらラーメンの種類もサイドメニューも豊富な天下一品的なカジュアルさが売り。
今日はさっぱりで、次回はこってりいこうかなと飽きることなく楽しめるのだ。※ちなみに筆者は最近まで天下一品にこってりMAXがメニューに並んだ情報を取りこぼしていた、穴があったら入りたい。

ということで筑波山にレッツゴー兄弟。ちなみに最近はトヨタシエンタにキャリアを装備させ4人×4台で向かうことが多い。都心から1時間半くらいで筑波山麓に到着。この距離感も筑波山の魅力の1つ。

キャリア無くても3人×3台はいける

今回のメンバーはボスE原、御朱印S水に加え、大学が楽しすぎるから再入して1人タリムリープ中の謎の学生T橋君。目指す会のメンバーの元同級生ということで最近入会した異端児だ。

今日のコースは目指す会のボスE原が色々考えているらしく、まず手始めにつくば道を行くとのこと。さらっと書いたがこれは中々の暴挙である。野球で例えるなら一番バッターに大谷を置いてバンバンホームラン狙う感じ、打線のバランスなんて度外視の采配と言える。

と言うのもつくば道は最大斜度25°を超えるいわゆる激坂と言われる類だ。
25°? 三角定規の鋭い方より緩いんでしょ、たいしたことねーじゃんと思ったあなた(昔の筆者)、バカいっちゃいけません。試しに「つくば道 やばい 坂」と検索してみてほしい、これに似たおっさん達のブログが掃いて捨てるほど出てくるぞ。ということで試合開始直後にバッター大谷と対峙。

つくば道入り口とT橋君

テレビでビール飲みながら見るプロ野球くらい、写真だと坂の迫力がまるで伝わらないのはどうにかならんものか。
4人のうちつくば道童貞はT橋君だけ。ふっはっは、サラリーマンの力を見せつける時が来たようだ。行くぞ野郎どもー出発だ! と意気込むも発案者のE原およびS水はいきなりこれ登るのーと及び腰。

仕方ないから筆者が先陣を切る。つくば道は急なうえに道幅も狭いから途中で追い抜かすのも危険(激坂はいつふらつくか分からない)、どのみちひとりずつ行くんだけど。

終始一番軽いギアで必死にこぐも進んでるのか止まってるのか分からないくらいのスピードしかでず、サイクルコンピューターが停止したと誤信することもしばしば。
加重をバランスよくかけないと前輪が浮いたり後輪がスカるので繊細さも求められる。途中で足を着いたらもはやリスタートは無理に等しく、敗者はよちよち歩くしかない。

つらいことはめちゃくちゃつらいが距離は幸い1キロ程度、頑張れないこともない。めっちゃ固いけどまぁ倒せるメタルスライム系な道、ただ一撃必殺狙いの魔神斬りは持ち合わせてないから毒針でチクチク。完走の秘訣は後どのくらいでゴールかという経験値、つまり一度走ったことがあるとだいぶ攻略しやすくなる。ということで筆者一番乗りでゴール。

吸わないけどタバコをくゆらすには十分の時間を開けて、E原さん、T橋君、そしてS水が順次ゴール。T橋君、S水は途中で車が降りてきて敢え無く足をついたとのこと。KOFのキングに「ふん、情けない」と怒られてしまう。

ゴール手前。相変わらず坂感が伝わらない1枚

ゴール地点の「つくば道」と書かれた石柱で記念撮影するのがつくば道を走破したロードレーサーに与えられた特権。
普通に隣に民家がある。通常の頭で考えたらこんなところに家は建てないし買わないと思うのだが、ニーズというのは摩訶不思議なもの。激坂斜面に家を建てたいというニッチ市場があるのだろうか?

記念撮影中のE原氏を撮影

ということで無事つくば道チェックアウト。このあとは筑波山のあらゆる峠道が混じり合う風返峠に向かい、その後の行き先を決めるのだが、ここで今回E原原さんが定めたメインテーマが「まだ見ぬ筑波山に会う」と発表があったので僕も走ったことのない道を行くことになる。それが超あっさりなのかこってりMAXなのか、次回乞うご期待。

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