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9極の耐9 in 筑波サーキット 202406⑧

ランチ(肉の争奪戦)も終盤。
夏、野外、晴れ、肉、ここになぜビールがないのが全くもって理解に苦しむのだが、我々が参加しているイベントはその類いのモノ。
男女グループで河原バーベキュー、少し酔った勢いで女の子に水かけちゃうような軟派野郎とは一線を画している、それが目指す会なのだ。
※ちなみに自転車も立派な飲酒運転対象。

フライパンからダイレクトで肉を口に運ぶの、美味いよな

腹6.5分目あたりで肉がなくなりランチ終了。後半も沢山運動するのでちょっと足りないくらいがちょうど良い、と自らの腹の虫に言い聞かす。

後半スタートまで多少の時間が残っている。本日唯一のまったりタイムだ。

世界情勢に将来の夢、気になるあの子と地元復興…志の高い我々は語ることも尽きない。

はたまた会社の方針への不満、エロいのはケツか胸か、体の不具合自慢にアルコールや油モノへの耐性劣化…

どちらの話題がリアルフェイスだったか、アスファルト蹴り飛ばして退屈な夜にドロップキックしたつもりで考えてみてほしい。

ということで後半戦スタート。
がしかし前半の焼き増し的な要素が大半だったので手っ取り早くハイライトをお送りする。

①A間とT橋が持ち前のスプリント力を発揮しプチ集団を引っ張り出す。
②筆者は走ってるとき、なぜか「愛はきっとー奪うーでもー、あたーえるーでーもなーくてー」とクソ名曲の2番のサビ冒頭が頭から離れなくなる。
③S水は相変わらず無理しない
④M下はもっと無理しない
⑤E原氏の徹底した早いヒトの後ろで楽する戦略がガチ勢おっさんにばれ、強制的に先頭を走らされるもすぐに力尽き
「もったいないよ!!」
とガチ勢おっさんに叱咤されるも「もったいないよ!!」が何に対して向けられた言葉なのか分からず。

以上!!
紆余曲折、天変地異、阿鼻叫喚、焼肉定食…を乗り越え目指す会は初めての9時間耐久レースを走り終えた。

9時間を共に戦い抜いた各愛機

いやー楽しかったねーと遠足気分で後片付けを始めると、
「くそー! 全然だめだったじゃねーか!!」とヘルメットを地面にたたきつけながら悔しがるオッサンがいた。きっと彼はこの日のために何ヶ月も前から準備をしてきたが、昨晩どうしても我慢できずにエロ動画を見ながら夜更かししてしまい、結果高いパフォ(アイドルのパフォーマンスのことをパフォってファンは呼ぶらしい)を出せず思った結果に届かなかったのだろう。

昔なら布団から出てDVDをセットして良いところまで早送りしてやっと鑑賞、という段取りが今ではスマホの四角い画面を数度たたけばアイドルにも勝るとも劣らない綺麗で可愛いエロいねーちゃんと出会えてしまうのだから我慢が効かなかったのも無理ない。

そんな高3最後の夏の甲子園的なノリのオッサンに若干ひきつつも片付けを済まし、我々も遠足気分で記念撮影を係のおばちゃんにお願いした。

隠してるけどみんな良い笑顔

帰り道の途中、正式に順位(何周回れたか)がHPで発表された。我々目指す会は下から数えた方が早くて、改めてママチャリGPとはひと味もふた味も違う大会だと理解した。

何でも優勝チームは2,3人でほぼ交代せずに走るって作戦だったらしい。1人あたり3時間ぶっ通し…仮にこれがテレビゲームやってる時間だったらママに激烈に叱られるだろう、いつまでゲームやってんのよ!って。なんなら電源抜かれてついでにセーブデータ飛んで泣き崩れることになりかねない。
とにかく3時間休まずチャリ乗り続けるなんて正気の沙汰ではない事は確かである。

そんなガチ勢に感化されたE原氏が、来年参加するとしたら順位にこだわりたいとか言い出しそうで心配だ。

以上、筑波9耐の模様をお送りしました!
来年は2チームで参加したらもっと楽しそう…!

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