なぜ働くのか、アリの衝撃的な「働き方」から思ったこと。
私たちはなんのために働くのかアリに衝撃を受けて考え込みます。お金が必要だから?お金がないと生きていけないから?働くことが自分の表現方法だから?生きがいだから?
「アリ先生」村上貴弘さんのお話を聴いていてびっくりして、もう1度同じ話を聴いてしまいました。
私たちが子どもの頃から見かけている「働きアリ」は、メスなのだそうです。オスだと思ってました。驚愕です。
オスが体を張って働きに出かけ、メスが子育てと家事をする。
と人間は思ってしまいますが、なんと、家事してるのも、子育てしてるのもメスだそうです!
働いて、家事もして、子育てもして、大変なアリの女性。
人間も子育てして家事しながら働いてる女性は当たり前になっています。頑張って若い頃に働いて、おばあちゃんになったら孫の世話とかみんなのご飯作ったりしてね、って。思いきや
なんと外に働きに出かけてるメスの蟻は、余命の近いおばあちゃんだとか!!さらに衝撃です。
若い命を失くしてしまうとコロニー全体の痛手となるので、室内で子育てしてるのが若いメスで、余命幾ばくもない老体が外に食事を求めて命がけで働きに行ってるらしいです。そして死んでしまってもコロニーと全体としては、そんなに影響がない。
おばあちゃん。人間の倫理からすると想像を絶する話です。死んでも痛手にならないとか。だから外に行く仕事するとか。私かなりショックでした。
オスは何してるの?
何もしてないそうです。だから、メスに苛立たれて巣の中でかじられたりして虐められてるらしいです。何もしてないというか何もできないんだそうです。交配だけだそうです、オスの仕事。
しかも実際産むのは当たり前ですがメスです。
そして女王はふんぞり返ってその1連を指示してるのかと思いますが、一人で飛んで行って交尾をし、自分のコロニーを作るために穴を掘って巣を自分で作り、最初の赤ちゃんたち(働きアリ)に羽を自分で毟って自分の筋肉を溶かして口うつしで食べさせて最初の組織を作るのだそうです。壮絶!
そして20年に渡って、睡眠も取らずに1分間に3人も産み続けるんだそうです。1日に1500個体です。種類によっては20年間だそうです。
女王と言ったってあんなに小さな蟻。その体からそれだけの人数が生まれてくること、そして長生き、その生命力たるや!
人間は一人産んで、寝込んだりして、育てるのもやっとなのにです。
ちょっと抜粋してるだけですが、これだけでもすごすぎませんか。生命力。病気なんかしてない!休みもない!どうやったら全体が長生きできるかを考えて、老体が働きに行く徹底した組織図まで、とにかく衝撃です。
昔、部屋に蟻の行列ができてしまって、市販のアリの巣コロリっていうものを仕掛けたんですね。そうしたら1列にその罠に入っていって1粒ずつ背負って出て行って1列で巣に帰るんです。そして次の日。1匹もいなくなりました。
それってどういうことかわかります?誰一人として、つまみ食いしなかったってことですよ、1日中。だって部屋で死んだアリは1匹もいないんですもん。そして誰かが食べて死んでしまったら、運ぶの止めると思うのです。夜になるまでみんな休まずに食べずに働いて、巣でみんなで食べて死んでしまったのでしょう。
私は、なんてひどいことしてしまったんだろうと思いました。苦しくなったの覚えてます。私は休憩もするしつまみ食いもするし、頑張ったご褒美とかも自分にあげたりしてるし、全身全霊働いてるかと自分に問うと疑問すぎます。そして老後はゆっくりしたいななんて思ってます。出産し続けることもできませんでした。
アリはなんで働いてるのでしょうか。オスは働いてないですがw
これが全員で生きていくための効率なのでしょうか。
人間は生物の中で一番進化したものと考えられています。そうなのでしょうか。アリとは違って人間は自分にメリットがないと働かないような気がします。
報酬もなくただただ捧げることはなかなかできません。
何が進化かと考えます。そのようにただ命を労働に捧げて終わるのではなくて、感動と喜びと楽しさと充実を、自分で感じられることなのではないかなと思います。アリにはそれがなさそうです。
だとすると私たちは、ものすごく喜びを感じたいし、楽しく笑いたいし、感動に溢れて過ごしたいと思います。それができることが、人間の進化なのかと思うからです。仕事を嫌だと思ったり、しょうがなくやったり、無意味な感情で1日を終わらせていたら、もったいないと思いました。だから、人間にはアリにない「病気」特に、「精神の病み」があるのかと思います。
進化した人間には、その特性をもった人間だからできる働き方があり、それが人生を成すと思います。なのにアリのようにただ盲目的に捧げていたら、病むようになっているのかもしれません。
もっとあなたは喜んでいいんだよ。
すごく楽しい思いをしてね。
もっともっと感動しようよ。
それが人間の「経済」なんだよ!!って体と心が教えてくれるのかもしれません。もちろんアリと人間のどちらが進化してるとか優ってるとかということではなくてそれは計れませんけれども、人間には人間の社会の在り方があり、経済があるのだと思うのです。
そんなことを考えても、それでも私も、人間が作ったであろう「経済社会」に寄ってしまいます。お金を稼いでそれを家族に充てて、人生の充実をお金で解決できるように感じて、それを盲目的に一生懸命やりがちです。私だってそうです。でもふと、あ、感動してる?楽しんでる?って我に返ります。
感動と楽しさを100倍にしてる人が結局、経済を循環させていることを感じて、自分もそうありたいと、自分のこの人生での感動は何か?を考えます。だから楽しいことしかしないようにしたいと思います。そしてみんなで楽しむことを選択します。そこには必ず感動が含まれるように。
アリは長年の進化の過程が本能に組み込まれており、その場で自分で考えた組織の在り方、働き方ではないように思います。私たちも、この場で考えて選択をしていいという自由を持ちつつも、アリのように元々自分に組み込まれたDNAを考えてもいいのかもしれません。両親、祖父母、何をして何を切り抜けて、何を得意としてきた人でしょうか。私はそれをちょっと考えながら瞑想してたら涙が出ました。だって、さかのぼれる祖先全員の仕事や特徴が今の私の「好きなものばかり」だったからです。
自分の「好きなもの」。それはもうすでに組み込まれている祖先から受け継いだ宝なのですね。なのに私、ちょっとそれを無視してたかも、いや無視してないけど、経済に循環させる発想がなかったかも。
アリに戻ります。アリは自分に組み込まれた特徴を進化の歴史を疑わずに、そのままに寿命まで生きています。ありのままに生きてるじゃないですか、これこそが「アリのまま」。え?もしかしてありのままって、アリのままってこと?アリのことだったの?って今、書きながらまた衝撃を受けてます。
違うか。笑
でも、私たちは自分に永遠とも思える先祖が自分に残した歴史と進化が組み込まれて存在していることを疑わず信じてそのままにいることができているでしょうか?
それを無視しないことをしたい!私の中に私だけに組み込まれた人数の祖先のDNA。私にしかない、奇跡の掛け合わせ。
私の父は、子どもを育てつつ、何度も会社を辞めた過去があるそうです。「会社で働く」が当たり前のようだった経済発展の中で、異端児だったのかもしれませんし、母はとても不安だっただろうと思います。自分で仕事をすることで健康も取り戻し、普通の方が定年になる年齢以降もずっと自分にしかできない仕事で元気に働いています。
合わなくて当然で、合わないことは辞めていいと思う。
合うものを見つけられたら天職。
私たち、ここに生きる全員に違った歴史が組み込まれています。全て、生き抜いた人たちの知恵や力です。それをいただいて私たちの命はここに存在しています。そんな先人たちは、その力、活かせよ!そうすれば大丈夫だ!と全員が今も天国から見守っていると感じます。
さて、思い出せる祖先まででいいから特徴を丁寧に思い出したり、聞いたり、書き出したりして見てはどうでしょう。自分にどんな力があるかちょっと答えがわかるかもしれません。
アリのままとは違うw
人間の「ありのまま」で生きたいと思う、そして誰もが感動して笑顔で過ごしてほしいと願う、娘の誕生日の朝でした。
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