見出し画像

メキシコと恐竜の意外な関係?! メキシコ最大の恐竜博物館と小話

メキシコといえば、タコス、サボテン、テキーラのイメージでしょうか?実は恐竜とも縁深いメキシコ。メキシコ最大規模の恐竜博物館、Museo del Desiertoを紹介するとともに、メキシコと恐竜にまつわる小話を集めてみました。

恐竜博物館|Museo del Desierto

Museo del Desiertoは、モンテレイのあるヌエボレオン州のお隣、コアウイラ州にある博物館です。直訳すると砂漠博物館。砂漠に関するものが幅広く取り扱われていますが、特に恐竜の展示に力を入れていて、ほぼ恐竜博物館です。モンテレイから車で1時間ほどで行くことができます。

コアウイラ州には砂漠地帯が広がっていて、これまで数々の恐竜の化石が発掘されているそうです。コアウイラケラトプス(Coahuilaceratops、小型のトリケラトプスのような恐竜)と、州の名前がついた恐竜もいるのだとか。

博物館の入口では、まずはたくさんのサボテンと大きなティラノサウルスに出迎えられます。

中に進むと、たくさんの恐竜の化石が並んでいます。恐竜の化石を囲むように、ぐるりと坂道になっているので、様々な角度から、恐竜たちを見ることができます。

奥に進むと、化石の修復などを行う研究室、メキシコに住む動物たちの模型(標本?)展示、メキシコの産業の紹介などが続きます。

さらに屋外に進むと、小さな動物園があります。日本では見たことのない草食動物たちがたくさんいました。

またサボテンの植物園もあり、様々なサボテンを見られるほか、サボテンの販売も行われています。

展示の最後には、恐竜の大型模型のゾーンが!記念写真を撮るのに、絶好のスポットです。

お土産屋さんも併設されています。Tシャツ、おもちゃ、ぬいぐるみなどのほか、メキシコらしいカラフルな恐竜の置物も。

お子さま連れで楽しんでいただけるのはもちろんのこと、恐竜好きな方にもそうでない方にも、見応えのある博物館です。屋内エリアも広いので、暑い夏も涼しく過ごせます。

恐竜にあまり詳しくない私ですが、この博物館を訪れてから、メキシコと恐竜ってどんな縁があるのだろうと気になり、調べたところ、興味深い話をいくつか見つけたので、以下、紹介します。

あの隕石が落下したのはメキシコだった!

恐竜が絶滅した原因は諸説ありますが、隕石が落下して絶滅したという話は1番有名かと思います。その隕石が落ちたとされている地点、実はメキシコなんです。

ユカタン半島のメリダという都市の近くの海に、チクシュルーブ・クレーター(Chicxulub crater)という約6604万年前の隕石衝突跡があるそうです。

メキシコの観光スポット、セノーテ(洞窟内に水が溜まった場所)のいくつかは、この隕石のおかげで誕生したとも言われています。

物議を醸した恐竜土偶?!

1945年に、メキシコのグアナファト州アカンバロ(Acambaro)という町で、紀元前約2500年前の恐竜型の土偶が発掘されたそうです。(上の写真はイメージです)

恐竜がいた時代に人間がいたはずがないので、一時期は捏造だとも噂されたそうですが、その後の科学的な調査で、土偶に使われた土が古いものであり、土偶は本物であると確認されたそうです。

そうなると昔の人がどうやって恐竜を知ったのか、謎は深まり、、、恐竜の生き残りがいたという説や、空想の生き物を作ったという説など、今もこの土偶に関するさまざまな議論がなされているそうです。

おしゃべり好きなメキシカン恐竜!

2013年に、恐竜博物館のあるコアウイラ州で、約7200〜7300万年前の、新種の恐竜の化石が発掘されました。

トラトロフス・ガロルム(Tlatolophus galorum)と名付けられたこの恐竜は、頭蓋骨部分に大きな空洞があり、ここで音を響かせ、ゾウのような低音で恐竜同士で会話をしていたといわれています。(上の写真はイメージです。)

おしゃべり好きで賑やかなメキシコの文化は、恐竜の時代から続いているのかもしれないですね。

メキシコと恐竜、意外と縁深いことがわかり、恐竜にもメキシコにもまた愛着が湧いてきました。ちょうど最近、息子も恐竜好きになってきたので、また近いうちに博物館に行ってみたいなと思います。

🌵Instagramでは最新情報や写真を公開中🌵
LINK
▶︎monterrey_kurashi

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集