【fate】最優とは?インチキセイバーの実態
こんにちは。無名の農民です。あなたはバーサーカーですか?
私はバーサーカーです。故に、馬鹿です。馬ーサー鹿ーってねwww
今回は、そんな馬鹿の疑問を解消する素晴らしいコーナーです。
その疑問とはずばり、
「強いって聞いてた割にセイバー弱くね?」
という疑問です。
ということで先に注意書き。
この記事では、最初キャラ設定のみに触れたあと、後半でfate本編のストーリーに触れていきます。
なので、前半はストーリーのネタバレは無し、後半からはストーリーのネタバレがあります。(またそのときアナウンスします)というか、最初の方は作品を知らなくてもわかるようになってますが、最後の方は説明だるくなって未視聴は置いてけぼりになるかも。
そして最後に、セイバーの強さはどういうものなのか、解説します。
あと、私は生まれてこの方ソシャゲアレルギーなのか、長続きしないのです。そのためFGOは一切知りません。スカサハ好き
また、原作やホロウ、プリヤはかじった程度、sn、ubw、hf及びzeroはアニメで完走したのみ。
そのため、知識量はセ○ンの底上げ弁当です。
しかしこの世界には表現の自由という権利がありまして、にわかでも語ってよいのです。
目次は別に無くていいかなーとおもったのでつけてません。
セイバーの設定について
ではここからセイバーの弱さ……強さについて見ていきましょう。
セイバークラスは、聖杯戦争に召喚される7つのクラスの中で、最も優秀とされています。
そして、fate/stay_nightに登場するアルトリアは、そのセイバークラスの中でも最強候補とされています。
まず、セイバークラス固有のスキルとして、対魔力が非常に高く、魔術による攻撃がほとんど効きません。対魔忍ではありません。
これはキャスタークラスに有利を取れるのもそうですが、一部の割に大量にいる例外を除いて、後方支援が主な役割であるマスター達にメタを張れるのが優秀。
また、アルトリア固有の宝具も非常に強力。
まずは「風王結界(インヴィジブル・エア)」。これは風を纏い刀身を見えなくするもの。アニメではオーラのような演出がなされていますが、槍や弓など何の武器かわからないどころか、リーチすら測れないらしいです。
なぜ刀身を隠すかというと、その剣が見られる=正体がバレるくらい有名だからですね。
というわけでこの宝具「約束されし勝利の剣(エクスカリバー)」。名前だけは聞いたことあるという人も多いのではないでしょうか。イージス艦などでお馴染みギリシャ神話の盾「イージス」と同じくらい有名なのではないでしょうか。ポケモンでは六文字しか名前をつけることができませんが、「EXカリバー」とすれば、ギルガルドにこの聖剣の名前をつけることが可能です。ちなみにギルガルドの英名は「Aegislash(イージスラッシュ)」。喘ぎスラッシュではありません。
エクスカリバーは対城宝具に分類され、単純な火力ではstay night本編に登場する宝具の中で二位、ただし一位は曰く付きなので、実質トップです。
他にも宝具が二つほどあり、特にその内の一つはチートにも程があるのですが、これらはアーサー王伝説の中で失われてしまっているので、使えません。
え?アーサー王伝説?はい。アルトリアはアーサー王伝説が元ネタ。王になるために男であると偽り、アーサーを名乗ったのです。
当然こんな設定は我々の世界のアーサー王伝説にはなく、fateの世界のみです。fate世界線でのアーサー王伝説は、アーサーを女体化してヒロインにするという商業展開に都合が良いように書き換えられています。
セイバーは、王となるときカリバーンという剣を引き抜き、当時の年齢である15歳で成長が止まっています。
よく「チビ」「貧乳」「王のくせに高校生の士郎に惚れるとかw」と煽られますが、こういう背景があります。15歳でライオンのぬいぐるみ?そもそも女性をスタイルで見る人は、夜の街に懺悔しにいくことを勧めます。
性格は真面目。王であるときは欲を捨て、貧困にも耐え続けました。サーヴァントとしては、マスターに忠誠を誓い、守ります。
戦闘においては、当時の英国紳士らしい騎士道、わかりやすくいえぱ武士道を重んじており、正々堂々と名乗り合い、真っ向勝負を好みます。
とはいえ、目的は聖杯なので、多少不意打ち等の戦術を許せる柔軟性はあります。zeroセイバーは知らん。
特筆すべきは、直感スキル。意味は文字通りなのですが、セイバーはこの値が非常に高く、最早未来予知レベルとなっています。
これとは別に、幸運値も高いです。どうでもいいけどステータスに運がある作品はこれと艦これしか知らない。
普段の筋力は年齢通りの少女ですが、魔力でブーストすることで、ふざけたパワーを発揮します。鎧も魔力で生み出しているため、変身ヒーローばりの早着替えを披露できます。
この鎧にまわしている魔力を戦闘にまわすと、身軽になってパワーがいつもの六割増しくらいになるらしいです。
さて、設定をつらつら並べてもウィキペディアの劣化にしかならないので、そろそろ本編に触れましょう。
そしてこの記事もここからが本編です。
言わずもがなネタバレ注意。
また、私はセイバーがヒロインの中で一番好きなので、ボロクソに言いたいと思います。苦手な人は気配遮断スキルでブラウザバックしてください。
本編での醜態と活躍
相変わらず画像の調子が悪いので文字だけで黙らせます。
全ルート共通で、士郎によって召喚されますが、士郎は魔術師として未熟で、魔力の供給がカスです。
正直これが最大のインチキ設定です。特にセイバーは、先述のとおり魔力が戦闘能力に直結するので、セイバーが弱い理由の大半を押し付けられます。
しかし、忘れてはなりません。士郎と契約しているときでも、バーサーカーやアサシンとそこそこやれていたこと、アサシンに関しては凛と契約した後も圧倒はしていなかったこと、士郎とでもエクスカリバーは撃てること、桜VS凛、これらを踏まえて考慮すると、士郎と契約しているときでも、長持ちしないだけで、能力の最大値はあまり変わらないのでは?と考察します。
こう仮定すると、セイバーをポンコツ扱いすることができます。では戦績を振り返りましょう。
まずはセイバールート。
初手ランサーとの対決。凛が最強と称するセイバークラスの実力は如何に。
結果、直感と幸運で必中の槍をギリギリ避けて負傷。……ぱっとしねぇwwwwww
これはもちろん、セイバーの直感と幸運スキルの高さのおかげもありますが、スキル名からして強そうどころか、ポケモンのちいさくなるみたいな害悪戦術を連想してしまいます。
見切って避けるのと、運ゲーで避けるのとは印象がまるで違います。
しかも、このときランサーのゲイボルグは、「偵察してきてー」みたいな令呪で弱まっており、それがなければ普通に当たっていたそうです。
ランサーも大概チートとはいえ、召喚直後に退場する最強(笑)。
そして次はvsアーチャー。このときは流石に押してたようです。いくらアーチャーが弓を使う気をまるで感じないやつばかりとはいえ、セイバークラスが白兵戦で負けたら困ります。凛の優秀さとスパークスライナーハイ鑑みたら普通に負けそうだけど…
そしてバーサーカー戦に移ります。
まあこれは正直勝てなくても仕方ないです。良かったねセイバー。
しかし、再戦時は別です。許さんぞセイバー。
セイバーと士郎の放ったラブラブカリバーンは、バーサーカーを6~7回殺すほどに至りました。
直感や幸運で技をギリギリ避けるのは、インチキとはいえ脚本の都合上、敵の見せ場を作るために仕方ないです。
でもこれはダメでしょ…
しかもカリバーンは、エクスカリバー以下の火力し出ないのが普通らしいです。さらにさらにあれは投影品。灼眼のシャナのヨハンが「愛の力を舐めるな」みたいなこと言ってましたが、ここまでとは…
まあいくら脚本の都合と言っても、他にここまでやばい事例はないでしょう。
あとバーサーカー側も一度喰らった攻撃に耐性つくの忘れてるよね?
ということでアサシン戦。凛ルートと記憶が混ざっているかもしれませんが、セイバーは不可避の秘剣燕返しを二度避けています。
また運によるインチキなのか!?
今回はしっかり理由があり、一度目の燕返しは地形の影響で不完全だった、二度目は度重なる打ち合いで刀が曲がっていたかららしいです。
結局避けれたのは運と直感ありきなのでやはり強キャラ感はまるでないですが、佐々木小次郎の底知れなさに免じて許しましょう。
続いてライダー戦ですが、まあ言うことないです。あっちも弱体化してたし…
セイバーの勝利シーンでは数少ない真っ向勝負、小細工無しの力比べで勝った戦いとなります。
安心したのも束の間、キャスター戦です。
なんとこの完璧(笑)な王さん、原作での選択肢によっては、他のルートと違って特にかっこよくもない一般男子高校性衛宮士郎に良いところを見せようと、張り切りながらキャスターにルールブレイカーをで刺されます。
・キャスターの罠にまんまとハマっている
・戦で先頭に立って国を治めてきたのに、恋愛感情程度に乗られて聖杯も得られぬまま命を落とす
・そもそも対魔力のおかげでキャスターには負けるはずがないレベルでガン有利
・ルールブレイカーの射程はかなり短く、キャスターの白兵戦は凛に負けるレベルの雑魚である
もうほんとこのポンコツ。愛の力でバーサーカー殺しまくったと思えばこれだよ。
このバッドエンドに関しては、タイガー道場でセイバーが叱られるらしく、流石にセイバーに落ち度があることはみんなわかっているようです。
セイバーは被害者だ!悪いのは脚本だ!
汚名返上とはならない最後の見せ場がギルガメッシュ戦。
ここでは、アヴァロンを取り戻します。アヴァロンを使えば、ほぼ全ての攻撃を無効化できます。また、魔力が大幅にアップし、高い治癒効果を得ます。
再生能力と最強の盾って、敵側としての絵は絶望的なんですが、味方側だと全然映えないんですよね。
むしろ、どんな攻撃も小学生みたいに「はいアヴァロンw」とすれば防げてしまうので、よりインチキさに磨きがかかりました。
いや強いのは事実なんだけどさ、理不尽に近いよね?主人公らしくないよね?
しかもこのアヴァロン、本来は失くしたので使えないはずなのに、元から士郎に埋め込まれていたおかげで使えるという。
まさしくfate(運命)ですね!でも言い換えればなんの努力もせずたまたま落ちてた武器を拾って覚醒したように見えるので、やはりインチキな強さを発揮してしまっています。こんなところでも幸運…
ちなみにアヴァロンやカリバーンをなくした理由も、アーサー王伝説の中で味方に裏切られて騙されたからです。罠はごはんじゃないよセイバー。
ただし、これはそもそも因果関係が逆です。元々アヴァロンを発掘できたからこそ、切嗣はセイバーアルトリアを呼んだのです。
そして切嗣がアヴァロンを士郎に託したからこそ、当時のセイバーが魔方陣を残したからこそ、アヴァロンを持った士郎がセイバーを呼べたのです。
切嗣、正しくはアインツベルンがアヴァロンを発掘していなければ、アルトリア以外を呼んだ可能性が高いです。最初からアサシンを呼んでいれば…
ちなみにアヴァロンは別に万能というわけではなく、タイミングをミスれば普通にギルガメッシュのエヌマエリシュに敗れていました。効いたでしょ?早めのアヴァロン♪
インチキさは薄まりましたが、代わりに最優の立場が揺らぎます。
さあ、最もアニメ視聴者が多そうなUBW、凛ルートに参りましょう。
といっても、凛ルートはセイバールートと被っている点も多いため、長くは語りません。
このルートでもルールブレイカーを刺されますが、前回はただのポンコツだったのに対し、今回は人質戦法を取られてしまったのが敗因でした。
成長したね、セイバー。
そしてこのルートは、最優のサーヴァントが肉弾戦でマスターにボコられる姿を拝むことができます。
よく「いくら初見の葛木がキャスターの魔法込みで強くても、セイバーに勝てるほどか?」と議論されます。
メタ的には葛木の見せ場を作るためのかませだったから、で解決しますが、そもそも実はこれ、セイバーがそこまでポンコツではないような気がします。
初見の葛木というか型月のYAMA育ち自体、セイバーに負けず劣らずインチキですし、キャスターの強化魔術も実際どのくらい影響力があるかパッと見わかりません。
しかもセイバーさんはインチキスキル直感でかなり避けていたそうですし、実際一時的に戦闘不能になりましたが、あのままキャスターが逃げなければ勝っていたそうです。
何より「葛木に負けるセイバー弱い」と言う度に、葛木に殺されたライダーさんに飛び火してしまうのでやめてあげましょう。
凛ルートはこんなもんでしょうか。
「士郎とアーチャーの決闘で、アヴァロンで知らず知らずのうちに回復させまくるセイバーさんマジ空気読めなくてポンコツ過ぎる件」は、アーチャーは気づいてるor許してるのでしょうか?
何はともあれ、HF、桜ルートに移行します。
桜ルートには、全ルート含めてもくそかっこいいシーンがあります。違いますオルタではありません。
それはかなり序盤のライダー戦。
この戦いは直感でギリギリ避けちゃった!てへっ!みたいな危うさはなく、純粋に力だけでライダーを完封しています。
彼女の勝利した戦いの中で、運の良さを感じさせず圧倒的な実力でねじ伏せたのは、唯一このシーンだけです。というかライダー負けすぎじゃね?
そして次でまた株を落とすことに!?
真アサシン戦ですね。アサシンのクラスはサーヴァント同士の戦いでは最弱です。佐々木小次郎?誰その無名。まさかそんなやつに負けるなんてw
その原因は影ですね。影は別に真アサシンの味方でもないし結局いつもみたいに罠に嵌められてるポンコツなのですが…
しかし劇場版では、サーヴァントは属性上抗えないはずの影に飲み込まれかけたのに、逆に押し返す勢いを見せています。
真アサシンの邪魔がなければ抜け出せたのでは?なんて意見もあるほど。最優の底力ですね。
また、影に誘い込まれたのも、セイバーのポンコツさじゃない可能性があります。
というのも劇場版の真アサシンさんは、マスターや影の助力を巧みに利用し、アサシン、ティーチャー、キャスター、ランサー、セイバー、一応アーチャー?の計6体のサーヴァントに勝利しており、環境を活かすのが上手すぎます。
セイバー戦でも当たり前のように地形の有利を取っていましたし、おまけにストライクエアをメタるためだけに存在しているかのような加護もありました。セイバーが弱いだけでは片付けられません。
アサシンクラスが弱いのは純粋な戦闘能力だけで、頭脳まで雑魚とは言われてませんしね。
そして無事オルタ化。
その後は今までのポンコツが嘘みたいに、まさに最優のサーヴァントとなって暴走します。
最後に雑魚セイバーが見られるのは、原作の超有名バッドエンド、スパークスライナーハイですね。
かっこよくて感動するエピソードととして有名ですが、冷静に考えて腕士郎に白兵戦負けそうになるのは弱すぎでは?
バーサーカーはその気になればナインなんとかブレイドワークスの8連撃を全部カウンターできるくらいの強さらしいですが、この腹ペコ王は本当に大丈夫だろうか。
直感スキルさんもたまには空気が読めるってことですね!
snは以上です。
zeroセイバーは別人格になってしまったのか、騎士道botになってしまい、そのうえランサーに宝具を封じられ、令呪も考慮しないまま、ランサーが自分のマスターに近づくことを許して傍観し、キャスターの触手に捕まり、元部下のバーサーカーにボコられ、ライダーにレスバで完敗するという醜態を超えた何かを晒す情けなさを遺憾なく発揮してくれました。
これで本人曰く他のサーヴァントに遅れを取ることはなかったらしい。どこで買えるのその図太さ…
けれども、作者が違う弊害も出てそうですし、セイバーの黒歴史を掘り下げるのはやめてあげましょう。
セイバーの強さまとめ
セイバーことアルトリアは、カタログスペックだけなら
・マスターの攻撃などの魔法がまるで効かない
・歴戦の勇者で、戦闘経験豊富
・最強クラスの火力を誇る対城宝具を持つ
・条件次第であらゆる攻撃を防ぐ最強の盾が使え、驚異的な再生能力で生存する
しかし実際は
・近距離戦でマスターにボコボコにされる
・罠があればとりあえずハマる
・愛の力で急に異常な火力が出せる
・直感と運の良さでギリギリ致命傷を回避し、ゴキブリのように生存する
と、正統派というよりインチキな強さを誇ります。
メタ考察ありなら全部脚本の都合なのですが、あれだけ設定もりもりのfateにおいて1から100まで強さがここまで変化するサーヴァントはなかなかいないでしょう。
本当の慢心王はこいつだったかもしれない。
しかし、zeroの切嗣、セイバールートの身投げ癖かつ差別主義のクソザコ士郎、UBWの凛の3名を勝利に導いたのは紛れもなくこのセイバーです。
それを踏まえると、確かに最優のサーヴァントかもしれませんね。
今やtype-moonの顔といえるほど人気なセイバー。
しかし戦い方は主人公とはかけ離れた理不尽・インチキ・偶然のオンパレード。
真っ当な力で制してる感がないのに、看板キャラポジションであるという点では、モンハンのリオレウスみたいですね。
みなさんもぜひ、脚本の被害者、セイバーさんを愛してあげてください。