人生が変わった本
壬生義士伝
浅田次郎さん
人生が変わったと言ったら大袈裟かもしれないが、確実に影響を受けた本。
この本を読んだおかげで、今まで興味持たず通り過ぎてきた、新選組や幕末維新に喰い付いた。
私、基本平安時代が好きだったのに。
今では、新選組や幕末の本が本棚から溢れている。
『壬生義士伝』との出会いは、選書サービスを利用した事にある。
『HOBO LIBRARY』という選書サービス。
お家に居ながら、書店員さんがアンケート基づいて本を選んでくれると言うサービス。
当時、時代小説を読みたかったが何を読んだらいいか分からなかった私が縋った先です。
結果、『壬生義士伝』の他もおもしろくて興味をひかれる本が、ドンっと届き大満足。
それから選書サービスの魅力にハマってしまった……。
それはさておき。
『壬生義士伝』
浅田次郎さんじたい初読の作家さん。
でも凄かった。
グッと掴んで離さない筆力。
畳み掛けるように感情に訴えかけてくるラスト。
それでいて、小さな希望を残しておく事を忘れない。
まさに号泣。
こういうことが実際にたった150年くらい前にあったかもしれない。
そう思うと、新選組が、幕末維新が、あの時代が凄く知りたくなる。
私はこうして幕末史にはまりました。
『壬生義士伝』はきっかけ。
きっかけを与えてくれた大切な1冊だ。
本当おもしろいんだってば……。