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冬の気持ち。
限界集落に本格的な冬がやってきた。11月に寒波がやってきた際にも、少しだけ雪が降った。しかし、今回はフェイントじゃない。これから先はずっと冬模様だそうだ。
一夜にして家の周辺は白銀世界へと変貌した。台風並みの勢いで寒風が吹きすさび続けており、犬の散歩もひと苦労。こんなに荒れた天気なのに、愛犬はまったく意に介していない様子だ。
風の寒さや地面の寒さを気にすることなく、好き勝手に歩き回る。しまいには、なかば凍ってシャーベット状になっている小川の水に、何の躊躇もなしに足を突っ込んだ。
「どうなっとるんじゃ、足が冷たくないんか!?」と思うと同時に、「やっぱり野生ってたくましいな」という感情も湧き出る。
どの季節もそうだけど、季節が移ると、その季節に応じた感情に満たされる。すがすがしさで溢れる春、童心に戻ったかのようなワクワクが跳ねる夏、懐かしさが思い起こされる秋…。
そして冬は、もの寂しさやうら悲しさが心に去来する。空が晴れ渡る冬の日は、どこか心浮き立つ気分になれる。かたや、空模様が芳しくない日は、言葉にできない空虚感が訪れる。
この日記を書いている今現在の空は、晴れ。ほとんど雲がない快晴だ。ゆえに心はハレバレとしているのだ。